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適応障害でブランク3年のわたし、転職活動終えました

久しぶりに投稿します、エトワールです。

私は2021年の夏頃に適応障害になり休職(その後、鬱の診断ももらったことも…)、2023年冬に1年半の休職期間を満了したまま退職をし、現在は個人事業主として働いております。

そして、来月から改めて正社員として働くこととなりました。

まさかの、3年ぶりの社会復帰ですね。

今の気持ちとメンタル疾患経験持ちのリアルな転職活動実績を綴りたいと思います。

メンタルヘルスの仕事をして経験を積みたい

フリーランスになってからは、ライターやPRのお仕事を主にしておりました。

↑ライターやPRをフリーでやっていると書くと、なんだか聞こえが良いのかもしれませんが、全くの未経験だったのでわりと必死に無我夢中でやっていました(笑)(でも楽しかった、挑戦してよかった!)

ライティングの仕事がひと段落し、次に何をやっていきたいかと考えたところ、やはりもっと直接的にメンタルヘルス関連の仕事をしてみたいと思ったのです。

試行錯誤のうえ、どうにか自分でやってみても良いかなと思いつつも、人と働く環境禍を求めていたことや自分のライフプランニングを改めて見直したところ、一旦転職活動をしてみることになりました。

…がしかし、現実は厳しい。

そもそも書類の通過からなかなか難しいのです。
書類選考が厳しい原因は以下かな?と。

  1. 30代のためポテンシャル人材として企業側は見ない

  2. メンタルダウンで休職期間1年半はネック

  3. 未経験

  4. 休職期間も含めるとブランク3年以上

  5. 副業として事業継続希望

「いやー、何ともまぁ問題児が応募してきたものだ」と企業側も思っていたかもしれません。

でも、いいのです。というか、しょうがないのです。これがわたしです。

書類が通らなすぎて、何度か「前の会社に復職していたらこんなことにはならなかったのかな」とも正直思ってしまいましたが、それはそれでしょうがない。


メンタル経験者に社会の風当り強すぎた

そして、現実を見ました。

これはわたしが転職活動をしていた時に感じたのですが、社会はまだまだメンタル疾患への偏見がありすぎます。

3年前に1度なってしまったメンタル疾患。今は元気だとしても、やっぱり採用はリスクと捉えられてしまうようです。

採用はお金がかかること。企業もリスクはとらないようにする必要があるのは頭では分かっているけれど、どうしてこんなにも風当りが強いのかと、へこむことも多々ありましたね。

適応障害で休職1年半と履歴書に書いたら95%書類落ち

転職活動を始めた当初、「3年前に適応障害を発症、1年半休職※ただし、現在は業務に支障はございません」的なことを履歴書に書いていました。

これは、とある転職エージェントの方に相談した記載方法でした。

そして、50~60社に履歴書を送ったのですが、結果1次面接に呼んでくれた会社はまさかの2社程度。

そのうち1社は最終の役員面談まで行ったものの、まさかの最後に休職歴のことを突っ込まれ、バカ正直にしゃべったところ落ちました(もちろん、そのことが原因ではない可能性もありますが…)。

転職エージェントの人に転職は難しいと言われた

最初は親身に相談にのってくれていた転職エージェントの方。

「メンタル系で休んだことがあると、なかなか難しいかもしれませんね」と言われていました。

しかも、わたしが希望をしていたのは未経験の職種と業界。

「そうですよね…」

明るく答えていたけれど、嘘でも「一緒に頑張りましょう!」とか言ってほしかったなと思いました。

面接練習でエージェントの方に言われた言葉は、「メンタル疾患の経歴があるので、もっと元気に明るくいかないとですね」とのこと。

彼のはつらつとした言葉が、なんだか心をえぐられている感じがありました。

このエージェントを使って、15社に書類を送りました。そして、選考に進めたのは1社。そこは1次面接で落ちてしまいました。

その後、エージェントの方からは返信が来なくなりました。結構悲しかったし、きつかったです。

何度かメールやLINEを送り、既読がつくも返信来ず。

直接言われたわけではないので理由は分からないですが、どうしても休職歴やメンタル疾患歴があるからかと自分でへこんでおりました。

ハローワークではじめましてのおじさんの前で泣いた日

そんなこんなで、わたし、ハローワークではじめましてのおじさんの前で泣きました。

なんか行き詰っているなと思い、ハローワークの相談会でキャリアコンサルタント的な方に相談したところ、涙が溢れてきたのです。


休職や病歴については履歴書に書かないでとのこと

ハローワークのおじさんに言われたのは、休職や病歴については「履歴書に書かないでください」とのこと。

「書いたらほぼ100%落とされます」とのこと。

でも、正直者のわたしは、なんだかそれが嘘をついているような気がして、おじさんに不安を吐き出しておりました。

「自分が人事だったら、本当のことを言ってほしいと思うし、病気をした過去をひっくるめての今の自分だと思っている」と。

きれいごとを言っているのは分かっているけど、それがわたしの本心でした。

みんな隠しながらやっている

ハローワークの方は、「みんな隠しながら転職活動をしているのだ」と教えてくれました。そうでないと受からないから。

隠すというか、「わざわざ言わなくていいものですよ」と。

よく、オープンなのかクローズなのかという話しがありますが、クローズで転職活動をするのであれば言わなくてよいとのこと。

そこで気付きました。わたしはリスクを取るのが苦手なのだと。言わないで転職活動をして、万が一先方にあとあとバレてしまったら?体調を崩してしまったら?

そんな不安がよぎって、言わないというリスクを負うことができなかったのです。

良く言うと、正直者、悪く言うとリスクを取れない小心者。

そんな自分が嫌になっていました。

おじさんが励ましてくれた

ハローワークのおじさんは、すごく励ましてくれました。

持って行った経歴書をみて、「若いころから色んな経験があって魅力的ですね!」と言ってくれ、「あ、わたし頑張って働いていたじゃないか。もっと自信を持たなきゃな」とも思えました。

「そういう過去があるから自分のこと弱く思ってしまうかもしれないけど、そんな必要は全くないですよ。そもそも、元気な日があれば元気じゃない日があるのはみんなそうだし、そんなこと言ったらみんなメンタルを経験しているんですよ!」とも。

後者は「うーーん?」と思ったけれど、おじさんが励ましてくれた言葉だと受け取れました(笑)

結局生きづらい世の中だけど、これをバネに生きていこう

結果、希望の仕事になんとか決まりました。来月から働きます。

一時期は、現実のハードさを知り、希望もしていない仕事を受けてもいましたが、自分を鼓舞して希望を捨てずに頑張ったつもりです。

転職活動を経て思ったことは、結局はまだまだ生きづらい世の中だけど、その中で自分が感じた思いをバネに生きていこうということ。

ダイバーシティーだとか、障がい者雇用だとか…

個人を尊重して、いろんな状況の人が受け入れられて生きていける世の中に昔に比べたらなっているとは思います。

それでも、なんとなく社会的に弱くない立場と言われる人が社会的に弱い立場と言われる人を「可哀相」だとか「厳しいな」とか言ったり思ったり評価したり、そういう社会ではまだまだあると思います。

だから、わたしは寄り添おうと思います。

少し時間ができるので、カウンセリング企画的なことをやってみようとも頭の中で計画中です。

その時はまた改めてお知らせさせていただきますね!では~






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