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400TX project ~霧の旅~

この夏、400TXprojectに参加しました。

写真家・RenatoRepetto氏が所有するNikonF2とMicroNikkor55mmをお借りし、1ロール36枚撮りのKodakTri-Xで写真を撮影、Renatoさんに返送すると言う企画です。返送したフィルムはRenatoさんが現像し、SNS上で公開して下さいます。※当然ですが、Kodak社・Nikon社が協賛しています。

私の写真のSNSへの投稿が終了したようですので、私がどのような写真を撮ってきたのか、ここで一挙紹介しようと思います。(一部のミス写真はのぞいています。)

1枚目。祐天寺Paperpoolさんにいく道中で、大量の鳩が電線に停まっていたので、試しに一枚。

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2枚目以降。

場面は一気に変わり、長野・霧ヶ峰へ。今年の上半期のテーマは霧でした。モノクロの霧の中の撮影はかなり好きです。被写体が限定されるからです。

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八島へ。ここもまだまだ霧。どころか、長野の山々、どこに行っても霧でした。最高です。

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その後、某所へ。馬のいる風景。霧の中に佇んでいるとそれだけで素晴らしい光景に思えます。行き交う人々、「今日はガスっているね」などと愚痴りながら歩いていく。何をおっしゃるか、これがいいんですよ、と一人思いながら慎重に撮影を行う。なにせ、この企画は一発勝負。ミスると取り返しがつかないし、後から素晴らしい被写体に出会っても、撮りきっていると後悔するしかないのだから、慎重にならざるを得ないのです。かと言って、露出をミスっているのも恐ろしい。迷いながら、慎重になりながら、撮影するしかないのでした。

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ブレないようにしっかりと持つ。垂直を意識する。当たり前のことのようだけど、今回は訳が違う。フィルムでの撮影はミス=取り返しがつかないことに変わりはないけど、企画へ参加しているわけで、ミスはしたくない。いつもより撮影にプレッシャーが。

翌日は戸隠へ。残念ながら、撮りたいものがなかった。観光地は私にとって観光地でしかなく、写真を撮影したい場所ではないのだ。一応、狛犬を撮影した。やる気のなさが伺える撮影結果に。

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その後またも放浪し、奈良井宿へ。この記事を書いている現在の人出を考えると、馬籠に行けばよかったなと、少し後悔している。

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馬籠を離れ、翌日は霧を願いつつまたも霧ヶ峰方面へ。結果はご覧の通り。もはや私にとってここは定番スポット。この木と霧のセットは象徴的な一枚を撮影できる。

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登山道にも迷い込んだ。行き交う人々を撮影したかったが、2名とすれ違っただけで終わった。周囲の木々を撮り、雨がひどくなってきこともあって、退散。

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この写真で、長野での撮影は終了した。

残りは、東京都内で軽く撮影。これにて、私の400TXprojectは終了した。

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素晴らしい撮影を行うためには、その場に居合わせルコと、その場所に赴く力がやはり重要だ。素晴らしい撮影を行える時もあれば、そうでない時もある。こればかりは完全に運だが、運が悪かったとしても、知識や工夫で補う必要がある。今回の企画参加はまさにそのよう力を試された気がする。時間や枚数が限られている時、あなたは、私は、どのような撮影をすることができるだろうか?

どのような瞬間であったとしても、「光る撮影」ができるように、これからも精進して行くしかない。

Renatoさん、私を参加させてくれて本当にありがとうございました!

興味のある方は、是非400TXprojectで検索してみてください!!

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