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風の時代的に言えば、感性や美意識は感じるだけで自己完結するのではなく、どんどん言語化していく、伝えていくことが重要なんだと思う件

※ブログにアップしていた記事ですが、noteのほうにもアップしておきます。

風の時代においては、感性や美意識を目覚めさせるということがキーになってくると思いますが、それに関連したことで、以前、blueprint Videoで紹介されていた『感性と美意識があれば、人間はAIに追いつかれない。〈山口周 × 落合陽一〉』という対談の動画が長編であって、とても面白かったのです。

現在は非常に短い短編バーションの動画しか見れないので、残念です。

占星術的に考察するならば、感性や美意識というのは「金星」の管轄ですが、これまでの地の時代だと、比較的に感性や美意識を自分の中で満たすといった、牡牛座のルーラー的な金星の使い方がメインだったような気がします。

それは、これまでの地の時代性の中では、「自分の美を感じ、自分だけでその美を所有している」、「自分の中だけで美意識を満足させている」といったことがメインだったと思うのです。

また金星は、個人の好きな物でもあるし、好きな食べ物でもあるし、単純に持ち物でもあるし、個人のお金でもあります。それらに関しても、それを自分で感じ、自分で所有し、自分で満足させていた時代がこれまでの時代であったとも言えるでしょう。

とにかく、金星で表される感性や美意識、もっと言えば、センス、資質、才能といったことにおいては、これまでの時代は、ただ “自分自身で所有しています(=地の時代の価値観)”といった具合で、それは、“広く他者と共有する(=風の時代の価値観)”といったことはあまりされてこなかったと思うのです。

個人の感性や美意識というのは、相対的に見れば、かなり閉じられた使い方でしかなかったと思うんですよね。

なので、個人で感性や美意識を感じたものは、ほとんどその個人で感性や美意識が満たされて、自己完結する、みたいな。結局のところ、その感性や美意識は外には漏洩していないというのがほとんどだったんだと思います。

地の時代の象徴として考えてみるところの牡牛座金星的な感性や美意識は、地の元素の金星であり、限定された枠の中でしか感じられない感性や美意識で、さらに牡牛座的に考えれば陰性サインでもあるため、とてもクローズドで、内向的に完結するといった作用が働きやすかったと思います。

そして、風の時代の感性や美意識の扱われ方ということで考えると、天秤座のルーラーとしての金星と考えることができて、それは陽性的に働く金星であり、しかも天秤座は風の元素なので、感性や美意識がアウトプット的に働くことがスタンダードになると考えることができます。

これから迎える風の時代では、個人で感じる感性や美意識に外向性が出てきて、感性や美意識がどんどん他者と共有され、感性や美意識がどんどんシェアされていくといったような感じで、これまでのバウンダリーを超えたところで、個人の感性や美意識が広い範囲に出ていくようになっていくんだと思います。

風の元素は、そもそも伝えることでもあるので、感性や美意識が広い範囲に出ていくためには、感性や美意識を伝える手段を持たないといけません。そこに感性や美意識の “言語化” ということが非常に鍵を握ると思うのです。 

だから感性や美意識にしても、これまでの時代の傾向であった、ただ自分で感じて終了という内向性に留めるだけではなく、その次なるステップとして、感性や美意識を書く、しゃべる、伝える、言語化する…といったことが必要になってくるのだと思います。それが風の時代の感性や美意識の扱い方の標準と考えることができるでしょう。

このステップが、結果的に感性や美意識に独立性を与えていくことになっていくかと思いますが、行き着くところ、この継続性が、個々人のジェンダーの片割れである女性性の性格に独立性をもたらしていくことになり、そこでようやく両性具有的な、より本質的な個性というものが誕生してくるのだと思います。

ただ、感性や美意識、もっと言うと感受性の部分は、とても繊細だったり、脆かったりします。

これまでの地の時代はそういった部分を抑えつけて、傷つかないためや、世間や親や偉い大人といったイメージによって刷り込まれた表面的(男性的)な外殻の自分を作り上げるために、とりあえず頑張らないと、そうしておかないと、といった生き方をしてきた時代だったでしょう。

感性や美意識という金星を、もっと単純言語化すると、それは個々人の「価値(観)」ということにもなります。地の時代では、個人や組織にしても、感性や美意識といった価値を閉じ込めることでその価値を保ってきた時代ですが、風の時代では、感性や美意識の価値を 書き、しゃべり、伝え、言語化し、境界線を超えて共有することで、その価値をより高いものとして保っていくことができると考えられます。

また、感性や美意識を表す金星というのは、他のアーキタイプとして、豊かさや対人関係としても表されるので、今後の感性や美意識の扱い方次第では、未来の豊かさの発展度や、対人関係の発展度が変わっていくということも考えられるでしょう。

間もなく訪れる風の時代においては、私たちの感性や美意識を、書き、しゃべり、伝え、言語化していくということが、非常に鍵になっていくことかと思います。

2020年12月に風の時代は到来しますから、個人の感性や美意識をまずは言葉で表現してみる、といった訓練から始めてみるとよいのかもしれません。人によってそれが簡単にできるできないがあるかもしれませんが、まずは意気込まないで、「まぁとりあえずこういう感じ〜」というのを積み重ねていくみたいなのがよいかと思います。0.01歩進めば御の字と、私はいつも思っています。

◉ 『地の時代から風の時代へ〜社会の生き方基準が大きく変わる〜』動画解説公開中。

【Part 1】

【Part 2】

【Part 3】





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