間抜け
文字通り、間が抜けているのだ。
ずっと大声で、ポップスを、やかましい伴奏で、合いの手を繰り返し続けるような熱唱をし続ける、間がない、間抜けている、間抜け野郎。
迷いなき一生懸命さ、ではないもの。
すべっている。
すべっている事を気づいても、浅い関係の仲間と傷を舐め合い、貧した現状を無視して、思考を使うことといえば、どれだけ安定的に、生きていけるか、人生の劣化プランニング通りに、なんとか生きていこうとするやつ。
すげーブスな女と、たまに現れるヤリたいだけの女を仲間内で奪い合いあっているが、いいカッコしいで、裏でこそこそやって、全員兄弟姉妹になってしまっている。
歌に関しては、音痴とかそういう問題ではない、合唱コンクールを引きずっている。
音程とかやたら気にしていそう、叫んでいるようで叫んでいない。
絶叫して、のたうちまわればいいのに、どうせ歌うなら。
間って大事ってなんだな、間の悪いやつが重なって、不協和音にもなりゃしない、騒音へと変化していることに気づけない。
大体、夜中に午後の紅茶のミルクティー飲まねえだろ普通、いかれてんのかな。
ああ可笑しい。
当たり前だが全て妄想である。
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