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南国料理人

笑い皺のある人に惹かれてしまう。俳優さんでも、友だちでも、好きな人でも。この映画は、笑い皺フェチにとって天国だ。キャスティングが素晴らしい。

堺雅人が大切にしていた娘の乳歯をなくして、思い出に泣きながら、ちょっと笑いながら、唐揚げを頬張るシーン。半沢から連想する凄まじさより、さらりと優しく後を引く、静かな強さを感じた。

一筋縄では済まないような、複雑に絡まり合った感情や矛盾を抱えて、必死に生きているけれど、きっと人間ってこんなもんだ、こんなもんでいいんだって思わせてくれた映画でした。

追記:カフェオレの氷はごろごろ大きい方が美味しい。

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