風が吹いて

今日、いろんな発見があった。

ほったらかしでも全然死にはしないから怯えることはないけれど、些細なことに、今この瞬間にしかない、かけがえのないものを感じたり、愛おしく思ったりする。

そして、ある日急に失ってしまうんじゃないかと、とてつもなく怖くなることもある。

あたりまえのように隣にいる人こそ、いちばん大切にすること。いつものように話す時も、ただ同じ時間を過ごす時も。

わたしの場合、人に優しく、そして楽しもうとする余裕は、まず第一に自分への労わりと優しさの上に生まれる。
ちょっとだけ自分のためだけの、喜ばせる工夫をしてみる。例えば、合わせたことのない服を着てみるとなんだか楽しい。少しだけスパイスを効かせたものを纏ってみるのが効果的だったりする。
もしかしたら、自分に気を配れている人を見て、素敵だなと思うのはその人に余白を感じるからなのかもしれない。

それから、楽しもうと思えば、何処でも楽しめるものだ。自分はこうだ、この人はこうだと枠を作らずに風の赴くままに、ある程度自然の成り行きに任せること。譲れないところは踏ん張って、がんばってみること。

肩の力を抜いて、しなやかに生きていきたいものだ、なかなか難しいけれど。



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