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自分を「先生」と呼ぶことに抵抗があった話

こんにちは。エデュサポです。

先生のみなさん、生徒の前でどんな一人称を使われますか?

私は長い間(20年くらい)塾の講師をやっていたのですが、自分のことを「先生」と言うことにすごく照れてしまい、抵抗がありました。

生徒から「先生」と呼ばれることにも、なんだか気恥ずかしさを感じます。

教師や塾講師は、職場の人間からも「〇〇先生」と呼ばれるのですが(少なくとも私が働いた塾では「〇〇さん」ではなく「〇〇先生」と呼ばれていました)、それはなぜか恥ずかしくありませんでした。

とにもかくにも、そんなわけで、私は生徒に向かって「先生も昔はな~」みたいな言い方ができませんでした。

今回は生徒の前での先生の一人称について、私が考えてきたことをお話します。

いらっしゃるかどうかはわかりませんが、「生徒の前での一人称どうしようかなー。」と悩まれている先生方の参考になればとてもうれしいです。

また、「私はこうしてます!」というお話を、先生方、または元先生方からコメントいただけたらとても嬉しいです。

読者の方は、コメント欄まで読んでいただくと、記事本文よりも参考になるかもしれません。

筆者の一人称


私(筆者)は、生徒の前ではいつも「俺」という一人称を使っていました。

その他の場面では、たいてい「私」です。保護者と話すときや、職場の人間と話す時、取引先や学校関係者と話す時は「私」です。記事の中でも「私」ですね。

発音は「ワタシ」の時と、「ワタクシ」の時があります。特に意識して使い分けているわけではありません。

一人称を「俺」にした理由


生徒たちに対しては「俺」を使っていた理由は2つあります。

1,生徒と話す際は敬語ではないので、かしこまった一人称に違和感がある
2,生徒との距離感を考えて

理由1 生徒と話す際は敬語ではないので、かしこまった一人称に違和感がある

私は生徒と話す時にほとんど敬語を使いません。

そんなわけで、「ワタクシも昔は雪が大好きだったんだよ。ワタクシが小さいときに大雪が降ってね、すごく楽しくて~」という感じで話すと、一人称がかしこまりすぎて高貴な貴族みたいになってしまいます。

生徒に敬語を使わない以上、選択肢は「俺」「僕」「自分」くらいしかなかったのかもしれません。

「僕」や「自分」は、20代前半までは多用していました。
ですが、年齢が上がるにつれて段々と使わなくなっていきました。

理由2 生徒との距離感を考えて

塾の講師は、生徒との距離感というか、関係性が結構難しかったりします。

生徒と話すときに敬語を使わないというのも、この距離感を考えてのことになります。

私は、生徒とはナナメの関係を常に心がけていました

上下関係のようなきっちりとした関係ではなく、かつ、友達のような横の関係でもない。

かしこまりすぎず、かつ、対等にはならない。そんなナナメの関係です。

勉強を教えるという立場にある以上、どうしても上下関係になりがちです。そこで、所々で子どもたちに自分の素を見せることで、親近感を持ってもらったり、親しみを持ってもらうようにしていました。

自分の素を見せるということで、一人称は「俺」です。普段プライベートで使っている一人称ですね。

「俺」「僕」「自分」は結構迷っていろいろ使っていたのですが、最終的に「俺」に落ち着きました。

実は「先生」という一人称は最強かもしれない


私が一人称として「俺」を使う理由を2つあげましたが、それらを考えると、やっぱり「先生」という一人称は適切なのかもしれません。

かしこまりすぎず、かつ、対等ではない。フランクになりすぎず、かつ、堅苦しくなりすぎない。

いや、でも、自分のことを「先生」と呼ぶのはやっぱりちょっと気恥ずかしいですね。私にはできそうにありません。

とはいえ、「俺」ももう少し年齢が上がると恥ずかしくなってくるような気もします。

これからも一人称には悩みそうです。

まとめ

今回のお話はあくまでも私の考えです。

塾講師と学校の先生では異なりますし、立場や年齢によっても違ってきます。私がシャイで照れ屋だということも関係しています。

子どもたちとやり取りをしていく中で、自分にしっくり来る一人称を見つけていくものなのかもしれません。

「私はこうしています!」という先生方のお話もお聞きしたいです。

コメントを残していだければとてもうれしいです。

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