地球で起きていること 2
こんにちは。
前回の記事では、気候変動の影響でいま起こっていることについて記しました。
あれだけをみるとだいぶショックで心が落ち込みますが。
今回は、これからの未来のはなし。
エネルギーの転換が必要
(https://www.enecho.meti.go.jp/about/whitepaper/2019html/2-1-4.html より)
上のグラフは、日本の発電電力量の推移についてです。
グラフから見て分かるように、現在日本の電力の多くは石炭とLNG(天然ガス)に依存しているのが分かります。
石炭、石油、LNGは全て化石燃料であり、207年度の化石燃料依存度は87.4%とも言われています。
(https://www.enecho.meti.go.jp/about/pamphlet/energy2018/html/001/ より)
さらに上のグラフからは、多くの電力を海外に依存していることが分かります。
アジア、オセアニア、中東から多くのエネルギーを輸入しているそうです。
再生可能エネルギーへ
(https://www.isep.or.jp/jsr/2017report/chapter5/5-3)
環境省の調査によると、陸上と洋上合わせた風力発電のポテンシャルは既に証明されています。
特に北海道では現在導入されている全ての発電設備(火力や原子力を含む)に対して、30倍もの導入ポテンシャルがあるという調査結果となっているそうです。
そして、世界第3位の地熱資源による地熱発電や地熱利用にも大きな可能性があります。
太陽光発電に関しては比較的設置が簡単というメリットもあり、自宅の屋根に設置されているのをよく目にしますね。発展途上国でも手軽で安価な手段として多くの地域で導入されているそうです。さらにオーストラリアではソーラー発電と電池を組み合わせた大規模な蓄電のプロジェクトも始まっており、もしもの時にも多くの電力を賄えることが期待されています。
再生可能エネルギー自体は環境に優しいとされていますが、設備の設置には資源や場所が必要になるため、そちらの面で環境破壊をしていないか?というのが注意点だそうです。(例えばメガソーラーなど)
その土地の特徴や風土を知り、生かしながら自然と共存できる。
そんな社会だと気持ちがいいなぁ。
日本はどのように気候変動への対応を強化できるか?
既存のパリ協定を掘り下げ、排出削減を強化する
再生可能エネルギー(特に太陽光、風力、地熱)に対する支援を強化する
固定価格買収制度を改正し、送電網の統合を進める
新しい国内の石炭火力発電所と、国際的な石炭への資金調達を撤廃する
特にビルにおけるエネルギー効率を向上させる
難しい言葉がたくさん!
簡単にいうと、発電方法やお金の流れを化石燃料から再生可能エネルギーへシフトしていくことが必要だそうです。
国際的にも持続可能な社会にしていこうという動きがあり、特にヨーロッパでは企業や国が積極的に変わってきています。日本は伝統を重んじる国ですが(私が好きな面でも苦しい面でもある)、いい流れに乗っていきたいですね。
私たち個人としてできることは?
今や年間地球2.5個分の資源を使いながら暮らしている私たち。
「改善」ではもはや手遅れで、早急な「改革」が求められています。
国や企業など大きな力が動けば、大きな変化が起きる。
でも、私たち個人が渦となって流れを巻き起こすことだってできる。
ゼロウェイストや5Rなどのように根本的にモノの消費から変えていく
モノを買う際には環境に優しい製品や企業を選びお金の流れを変えていく
デモやマーチや署名に参加して実際に声を上げる
今起きていることを他人事ではなく自分の事として考えて、自分で解決しようとすること。
いきなり大きなステップを踏まなくても、自分の個性を生かしてできることはたくさんあります。
行動してみれば新たな世界が見える。
知りながら、考えながら、とにかくやってみましょう。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?