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クリエイティブに必要なのは制限!

自分で主体的に時間や課題を設定して決めていくと、やり遂げる経験につながっていきます。

たとえば、子どものときの砂遊びを思い出してみてほしいのだけれど、何をつくるかを主体的に考えている子は、「よし、ダムつくろう!」と、ちょっと難しいことに挑戦しようとします。「いやいや、それは、無理だろう」と大人は思っても、子どもは果敢に挑戦して、最後までやり遂げて喜んでいる。

やり遂げる経験の基礎みたいな部分というのは、そうした子ども時代の遊びの中にたくさんあるのですよ。


それと「挫折の経験」も大事。

年を取ってから魅力的になるには、
若いときの苦労みたいなものが絶対にあったほうがいい。
たとえば、世界中で生き残っている音楽というのは、何かしら抑圧の中から生まれています。
本当のクリエイティブは、不自由、制限がある中からしか出てこないものなんです。

それは教育改革実践家の藤原和博さんもいっていて、
「抑制がかかればかかるほど、クリエイティブは逆に出てくる」と。
そもそもFacebookだって、寮生活が厳しくて、ナンパできない状況を打破するみたいなところから生まれたじゃないですか。

「『自由にやりなさい』ではクリエイティビティーは絶対に育たない」

と藤原和博さんもいっていました。面白い見方ですよね。

世の中は平等・自由・多様性という方向に進んでいるから
難しいかもしれないけど、その中で「負の経験」をした人が社会人になったら強いとすれば、これは面白いですよ。


ー高濱正伸( Takahama Masanobu )

高濱先生 ④ 250

株式会社こうゆう 花まる学習会代表
1959年生まれ。東京大学農学部卒。1993年、「メシが食える大人に育てる」という理念のもとに、思考力育成や野外体験を主軸とする学習塾「花まる学習会」を設立。また、家庭での子育てが子どもの「生きる力」の鍵を握ることから、保護者向けの講演会を数多く行う。著書に『小3までに育てたい算数脳』(小社刊)ほか多数。

企業運営のマネージメントのプロ・木村尚敬さんとの異色のコラボで、
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想いを込めて作った書籍を応援してもらうことに繋がり、大変嬉しく思います。 また本が売れなくなっているというこの時代に、少しでも皆様にお伝えしたいという気持ちの糧になります。