きっとその先に、愛おしく思える未来が
朝目が覚めて、カフェオレを飲む。
開け放った窓からは、
ふんわりと風が舞い込み、
カーテンを揺らす。
車の音に交じって、
ポーっと船の汽笛が聞こえる。
数日前に植えたひまわりは芽を出し、
観葉植物たちは葉を茂らせ、
季節が前に進んでいることを教えてくれる。
実家から届いた野菜でサラダを作り、
花を飾ったテーブルで、
いただきます、と手を合わせる。
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コロナによって手の届かなくなったものは
たくさんある。
旅も、友達との外食も、野球観戦も、帰省も、
写真を撮りに行くことも。
けれど、家にいる時間が増え、”日常”がより一層身近なものになったことで、今までずっと見て見ぬふりをしていた、というか、憧れてはいたけれどどうにも手付かずになっていた「丁寧な暮らし」というものに取り組むチャンスが巡ってきた。
悲観すべき現状はある。
だけれども、
悲観だけしていても前には進めない。
ならばこの新しい日常を、めいっぱい愛してみようじゃないかと思う。
きっとその先に、愛おしく思える未来がある。
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