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4000人以上の人と触れ合い、見てきて感じた結論。幸せは「負けない!」と決めた人にだけやってくる。

先日、闘病中の友人と語らう時を作った。
癌との戦いは不安と恐怖との戦いだろう。
なってみなければ分からない苦しみがある。

救いたいと思う気持ちと
分かってあげられない葛藤。

「いままで100名をこえるお見舞いを受けたんだよ。こんなにも自分のために励ましてくれる人がいる。感激だよ」

どんなに苦しいか分からない。
だけど分かりたい、負けないでほしい、
乗り越えてほしい。

“暗闇にいるからこそ、
小さな光でも見つけることができる。”


健康だから幸せとは限らない。
病だから不幸とは限らない。

人の偉大さは、
小さなことに感謝できる心。
どんな逆境にあっても小さな光を見つけ、
前を向いて歩もうとする覚悟。


気づく。気づかされる。

負けないと決めた人は強い。

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僕の母も若い時から原因不明の病に侵され、
何度も大手術を繰り返しました。
大病院にも掛かりました。
医師からどうにもできないと匙を投げられた
こともありました。

だけど、常に太陽のように自分の前では
決して弱音を吐く人でありませんでした。

その強い母は、僕が中学3年の時に、
そのまま死んでしまえば楽になると、
大量の睡眠薬を飲み込み病院に運ばれたのです。

中学2年の時に母は家を出ていましたから、
親戚から病院に運ばれたことを聞いたとき、
まさか!母に限ってあり得ない!と
信じられなかった。

どれだけ辛い思いを抱え、頑張ってきたのだろうと、ベッドに横たわる母を見ながら、涙の代わりに強く決意したんです。

「自分が強くなり、母を支える!」と。

母は無事に退院しましたが、
それからも病との戦いに勝ち続け、
「あなたがいる限り私は負けない!」と、
大学にまで行かせてくれました。

こんなに人は誰かのために強くなれるのか。
弱いことは不幸なんだ。
幸福とは強い人なんだと教えられました。

かの、『鬼滅の刃』もなぜあんなに人気が
あり、映画を観た人たちの中には涙を流し、
何度も観に行く人が多いのか。

それは、鬼殺隊をはじめ、9人の柱たちは、
「何かのために」戦っているのではなく、
「誰かのために」戦っている
からこそ、

苦しみを使命に変えて強くなり、
命をかけて戦い続けている。
それが視聴者に感動を与え、
心を離さない魅力なのだと思うんです。

「誰かのために」
「誰の笑顔を見たいのか」

負けない心とは、自分のプライドとか、
保身や名声、金のためではなく、
「誰かのために」という視点に気づき、
小さな感謝を沢山見つけることから始まる
のだと。

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