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第三次世界大戦とその戦後

今回の新型コロナ感染症の世界的パンデミックは、ウィルスという共通の敵とたたかう人類という第三次世界大戦であるという認識を持つ人もいます。少なくとも産業構造は大きく変化するでしょう。経済インパクトにしてもリーマンショックを超えると言われています。

以下、コロナが収束するまでを戦中、収束したあとを戦後と呼びます。

実際に新型コロナに対するワクチンが完成し、人類が新型コロナでほとんど死なない時代がやってくるのは10年かかるのかはわかりません。もしかしたら2年くらいでそうなってるのかもしれないです。何か奇跡でも起きれば。

少なくとも、今の緊急事態宣言が1ヶ月で収束する未来はまずありえないでしょう。

戦後まで2年か10年かかるかはわかりませんが、それくらい長い間、コロナの驚異が去らないのであれば、産業は間違いなく大きな地殻変動をもたらします。

人類は、その間、なんとかだましだましやっていくしかありません。少なくとも戦中は、最低でも三密を避ける必要性はあるでしょう。

それでは、物理出社が必要な会社はその間、耐えきれるのでしょうか?

国や都が補填をすべきだという考え方もありますが、仮に10年続けば、それは現実的ではない金額になるでしょう。

そのため社会構造そのものが変革しない限りどうしようもありません。

一番現実的な方法は、デジタル化助成金でしょう。デジタル化を進めてリモートワーク(テレワーク)推進をする会社にお金を出す、休業補償にしても後のデジタル化を条件にすべきです。

IT業界には間違いなく追い風になるでしょう。機械学習・AIへの投資重要度もこれまでとは段違いに上がります。三密を避けるためにAGI(普通の人が想像する人工知能)の登場が、before コロナの時代よりも格段に望まれているからです。(ちなみに最先端のAI研究者たちの大半が、AGIは5〜10年で登場すると2018年に予想しています)

第一次産業にしても第二次産業にしても、三密を回避しつつやっていくための方策が必須です。

デジタル化は、国土を灰にしないために必須です。今更第二次世界大戦のように、クソみたいな負け戦しても仕方ないですよね。

今後は新経連のような、ソフトパワーを前提とした経済構造にシフトしていくでしょう。

どんなSF作家ですら、今の自体はおそらく想像できなかったでしょう。(想像してた作品があればぜひ教えて下さい。読んでみたいです)

今後どうなるかは予想が付きません。ただ、社会構造が大きく変わる事は確かで、対応できない会社は容赦なく倒産するでしょう。1年はもっても、2年、3年と経つとどうしようもありません。

日本はある意味チャンスを持っています。日本の様々なポテンシャルが、ソフトパワーによって花開くと僕は信じています。

個人的な予測

ここ数年ずっとVR元年が続いているVRは、市場規模の問題で、お金もユーザー数も技術も倫理観も何もかもが足りていません。

ですが、AR/MR含めたxR市場には、膨大なニーズを背景として金が注ぎ込まれるはずです。

Human Interface としてのAI/AGIも、ニーズは確実に増えます。コロナに感染しないからです。人間が三密をしてしまう窓口業務という概念は今後廃れるでしょう。

日本は漫画やゲームなどのコンテンツ大国です。これらも戦中を救う大切なものです。屋内でも楽しめるコンテンツは今後、ニーズがうなぎのぼりになるでしょう。

流通や交通網、食事施設なども、三密を避ける、より安全にするための技術が必須になるでしょう。そうでなければ、従業員の感染などにより、業務停止になってしまうのですから。

自動運転が望まれる度合いも以前より遥かに増しています。

おそらくマナーや常識も変革するはずです。

日本の会社社会にとって本当は不要だった習慣も、今後確実に来る大変革や大不況を乗り越えるためには捨てられるはずです。

遠隔授業が当たり前になるでしょうし、ちょっと前まで「PCなんていらない。スマフォがあればいい」と言ってた人たちもいましたが、今後はPCがないと話にならない時代になります。

下手すると、ノートパソコンですらなくて、自作機ブームが再度訪れるかもしれません。

PCや光回線などデジタル化に投資できない家庭は、教育や労働で圧倒的に不利になるでしょう。

デジタルに投資できない会社は、採用面で、圧倒的に不利になるでしょう。

東京一極集中も、意味がなくなります。

世界は明らかに、戦前、戦中、戦後で、構造を変えるでしょう。そのとき、敗戦国にいたいですか?筆者は敗戦国にはいたくありません。日本が敗戦しないことを望みます。

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