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気持ちを伝えるのって難しい


話すこと、書くこと、歌うこと、描くこと……何かを伝える時、色々な手段があると思います。

そして、その中で一番私にとって、書くことが、冷静かつ、言葉を選んで、相手がどう思うかをある程度考慮しながら出来ることでした。


書き出すことで、今何を伝えたいか、何を知りたいか、何をして欲しいかが、明確に整理できるからです。

それが、受取手によっては、自分の思いとは違う方向へと行ってしまうこともありますが、私は話すことがどうも苦手なのです。

声に、感情が伴っていないことがあるし、普段は冷静なんですが、カッとなると、思ったままベラベラと言わなくていい事まで言ってしまうので。

さらに、口喧嘩には負ける気がしないと自負しています。

相手の発言の矛盾を即座に判断して、言葉で傷つけるように否定してしまう事がわかっているからです。

でも、あまりに完膚なきまでに負かしてしまうと、その後冷静になってから、人を傷つけてしまった……と、後悔してしまいます。

必ず余計な事を言ってしまって、関係が崩れてしまうので、特にアラサーになってからは、あまり感情的にならないように堪え、その場ではほとんど反論や言い訳を言わないようにして、冷静になってから、書き出すようになりました。


今回、退職のことを伝えたのも、まずはLINEで本当に伝えたいことだけを書きました。

全部書くとかなりの長文になってしまうので、それは流石に迷惑かと思い、何故やめるのか明確な理由はあえて書きませんでした。

でも、数日経っても全然返信が来ない。

電話もない。

華麗なる既読スルーをかまされました。

やっぱり、感情のこもってない文章じゃ、返信はこないかと、今度はめちゃくちゃ考えて、何度も読み直ししたもっと長い長文を送りました。

1時間近く一方的に話されたので、私も一方的にものすごく長い文章を。

それでやっと、返信がきました。

相手は電話で話すつもりだったそうですが、おそらくどう返信するか迷っていたと思います。すぐに既読がついたので。最初のLINEは明確な理由がなかったので、引き止めようとしていたけど、私の意思が強いことが伝わったのだと思います。

相手は話すことが武器なので、その前に伝えることができてよかった。

会話だけだと言った言わないになってしまうので、それもずるいよなー、と思っていたので。

そして、やっと大まかではあるけど、退職の日が決まりました。

これから、引き継ぎで大変になるし、後任者や他のみんなに迷惑がかかることはわかっているので、残りの期間はしっかりと今までお世話になった人たちに恩返しをしていこうと思います。


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