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稲盛和夫氏の燃える仕事

稲盛さんの言葉

稲森和夫さん。昔イギリス・オックスフォード大学へいらして講演された際「JALの再建はやりたい事ではなかったので断った。野田さん(当時の首相)にどうしてもと頼まれるのでやったけれど、引き受けたら想像以上に忙しくてホテルに缶詰めだし、毎日コンビニおにぎりを買って食べていた」と話されていました。

もういやだと言いながら笑顔が楽しそうで、本気で燃える人は
こんな笑顔で仕事に取り組むのかと感じたことがありました。




それから数年後、JALの組織開発コンサルティングのため
本社と全国の空港を行脚することに。
一年半に渡り、100名以上の社員の方たちとお話をさせていただきプロジェクトづくりをした時のこと。


空港の社員通路やバックヤードへお邪魔すると、JALフィロソフィーが壁に書かれています。
青森では「ご縁があってこの街に来てくれた外国人のお客様に絶対楽しんでほしいんです。だから私は何語でもいい接客がしたいんです」と
プロの目で答えてくださった地上スタッフの方。


今度は天王洲アイルのJAL本社でとある管理職の方と名刺交換をすると
「経費を意識するためです」と、システム刷新でメールアドレスが変わったのを、
何百枚とある名刺へ修正テープで線を引き手書きで書き直されていました。


きっと再建前から素晴らしい社員の方々だっだろうと思います。
そして、稲盛氏の血の通った経営が、その社員の皆さんをさらに
輝かせたのだろうと胸が熱くなりました。


私たちは「違い」をつくっている


私たちは時に欧米化(Westernized)することが正しい答えのように感じたり、自分達のやり方がすごく間違っているように感じることがあります。

私たちは「間違い」ではなく「違い」を作っているのだと、JALとの仕事を通じて考えるようになりました。


有名なJALフィロソフィ、改めて読み直し、ちょっと泣きそうです。
お客様のためを真剣に思い、利他の心で仕事をする、かっこいいですよね。

<JALフィロソフィ>

◆第1部 すばらしい人生を送るために


第1章 成功方程式(人生・仕事の方程式)

人生・仕事の結果=考え方×熱意×能力

第2章 正しい考え方をもつ
人間として何が正しいかで判断する
美しい心をもつ
常に謙虚に素直な心で
常に明るく前向きに
小善は大悪に似たり、大善は非情に似たり
土俵の真ん中で相撲をとる
ものごとをシンプルにとらえる
対極をあわせもつ

第3章 熱意をもって地味な努力を続ける

真面目に一生懸命仕事に打ち込む
地味な努力を積み重ねる
有意注意で仕事にあたる
自ら燃える
パーフェクトを目指す

第4章 能力は必ず進歩する

能力は必ず進歩する

◆第2部 すばらしいJALとなるために


第1章 一人ひとりがJAL
一人ひとりがJAL
本音でぶつかれ
率先垂範する
渦の中心になれ
尊い命をお預かりする仕事
感謝の気持ちをもつ
お客さま視点を貫く

第2章 採算意識を高める
売上を最大に、経費を最小に
採算意識を高める
公明正大に利益を追求する
正しい数字をもとに経営を行う

第3章 心をひとつにする
最高のバトンタッチ
ベクトルを合わせる
現場主義に徹する
実力主義に徹する

第4章 燃える集団になる

強い持続した願望をもつ
成功するまであきらめない
有言実行でことにあたる
真の勇気をもつ

第5章 常に創造する
昨日よりは今日、今日よりは明日
楽観的に構想し、悲観的に計画し、楽観的に実行する
見えてくるまで考え抜く
スピード感をもって決断し行動する
果敢に挑戦する
高い目標をもつ


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