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布マスクを作った話。

使い捨てマスク争奪戦に参加するのはいっこうに気乗りしないので、実家からミシンを借り出して手作りすることにしました。

昨日こんなまとめもあったけれど、争奪戦どころか、本当にマスクを売ってるのを目にしない。騒動が始まってから店頭で見かけたのは2月のコストコで1回のみ。たまたま開店に合わせていったら列ができていて、会員証一枚につき1箱という売り方。ほんとみんなどこで手に入れてるのかしら。

我が家はこの季節、終日外出したり対面でガンガンしゃべったりする日がそれほど多くないので、騒動前に買ったPITTAを洗って使えばいいよねと呑気にしていたのですが、福島のとしよりズが心配なので、ついに自作してみることに。

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作り方

型紙と説明はoharicoさんのサイトを参考に。たいへん詳しく書いてくださっているのでありがたい。型紙の半円が布の「わ」を示す、つまり「布を二つ折りにして重ねて裁断する」ことに気がつかず、エクストラスモールを作りかけたのはヒミツです(上下縫ってから気がついた…)。
*サイト主の方が「わ」について追記してくださったみたい!

まずは基本の作り方を試してみて、その後「裏地のみ3cm横幅を短くしてゴム通し部分を薄くする」「裏地がはみ出さないように縦を1cm短くしてつなぎ目を裏地側に持ってくる」という2つのコツを実践したら仕上がりが抜群によくなりました。

オモテウラ両方ガーゼにすると厚すぎて縫いにくいので、表はブロードやシーチングの薄い綿記事、裏地はダブルガーゼというのが一番やりやすかった。布地屋さんによくある50×55のカットクロスで4枚分表地が取れます。

裏地はガーゼじゃなくても、肌あたりの良い生地なら何でも良さそう。こんなことならあちこちダブルガーゼを探し回ることもなかったな…。

裏技

大きな声で言えない裏技として、プリーツを追ってアイロンプレスした後に養生テープで貼り付けるというのを編み出しました。ちゃんとまち針打ちなさいなんていわないで…。プリーツをきっちり畳めるか否かで出来上がりが変わるので、おさいほうスキル低くズボラな人間にはかなり有効。

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この型紙、だいぶ大きめなので顔をすっぽり覆う感じになります。ふんわりしてるので、鼻のワイヤはなくてもメガネが曇らない。全体的に通気性がいいんだろな。(自分の飛沫を撒かないためにものなので、それでよし)

しかし縫い物って、縫う時間よりも裁断したりアイロンで形を整えたり糸の始末をしたりする時間の方がずっと長い。そして同じ型紙を使ったのに、ひとつとして同じサイズのものがない。「量産品」って言葉の空恐ろしさが身に染みます。すごい。せっかくのミシン、これからもいろいろ作りたいな…。


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