感性を食べて、刺激を生んで生きる

美しいものが好き。昔から。

映画や絵画、街を歩く人、モデルを通して『美女』を知ると、私もまた『美女』を作りたくなるタチだ。

時にイラスト、時に小説として彼女たちはあらわれる。

作品を通して、『美女』の要素を学び、オリジナルの『美女』を作る。

何を『美女』と感じるかは人それぞれだ。そこには『私』というフィルターがかかる。

・ブロンドのウェーブがかった髪

・長いまつげ

・ワンピース

・高級ブランドのバッグとピアス

・知性

・ゆったりとした話し方

こういったものが私の中の、最強の美女のステレオタイプだ。

『美女』のイデアとしてこういったものがすぐに思いつく。

もちろんこれらがすべてではない。頂点の美女に対してピラミッド状にいくつもの下位の『美女』がある。

(この『下位』という言葉は決して低俗なという意味ではなく、頂点と比較して使っている。)

細分化していけば要素は変わる。

『大手メーカー広報の美女』『弓道が得意な美女』

これらを想像するとき、私は彼女たちがブロンドの髪だとは思わない。


こういうことは『美女』に限った話ではない。

「物語」、「デザイン」、「料理」、『音楽』

あらゆる分野でそれぞれの頂点がある。そして細分化された下位のものがある。

『世界の危機をもたらす物語』、『アンティーク調のファッションデザイン』、『郷愁を感じるスープ』、『とにかくエモくて踊りたくなる音楽』

こうしてイメージされるものは人によって違うだろう。これまで生きてきた環境や出会ったモノ・コト、価値観が違うからだ。

ただ誰でもきっと、ぱっと思いつくことができるだろう。

それが『あなた』というフィルターを通すということだ。


街角で、

インターネットで、

美術館で、

心を震わせるような『美女』に出会った時、

私の中の『美女』は更新される。

そしてもっと良いものがつくれるようになっていく。

そうしたことが先のように、別のフィールドでも起こるのだ。

だから、なるべく多くのものと出会って、そこに表象される誰かの感性を食べたい。

そして自分というフィルターを通して、自分にとって最高だと思われるそれを生んで生きたい。

たとえそれがほかの人から見たらガラクタだったとしてもかまわない。

時々それがほかの人の『美女』を更新させることができたらこれほど幸せなことはない。

とにかくそうやって生きたい。

これからの『生き方』について今明確に「こうしたい」と思えるのはそれだけだ。

それ以外はいらない。


うそ、大切な人たちと過ごす時間はほしい。




いつもありがとうございます🤍