凡人のための人生設計研究①

ここでもう一度、人生設計についてあれこれ書いてみます。

人生の中で大きな決断がいくつかあります。

①どこに住むか

②どんな仕事をするか

③どんな人と結婚するか(しないか)

まず①どこに住むか、ですが、ひとつには生まれ育ったところが一番いいでしょう。知人縁者が多ければ心強いことは間違い無いですから。変な人から逃れたいなら別です。もうひとつは学校を出て仕事の関係で決まってくることがあるでしょう。筆者もこれでした。

東京に大学で4年、会社に10年近く勤めた後、長野に転職移住して思いましたが、首都圏・大都会で生まれてそこから離れられない理由があるならともかく、収入と生活環境のバランスを考えれば県庁所在地かそれに準ずる地方都市をお勧めします。東京は多少収入がよくても住環境が悪過ぎる。逆にあまり田舎だとインフラが貧弱なので買い物・学校・病院等で苦労するでしょう。

②次に仕事ですが、新卒なら最初は何でもいいと思いますが、一生そこで働くとは思わない方がよいでしょう。仕事を覚えたら自立する覚悟で、給与でなく興味が持てるかどうか、頑張れるかどうか、で選ぶべきです。新卒では都会、少なくとも40までには転職・地方に移住、が理想だと思います(筆者は31だった)。

③結婚相手としては価値観が近くて長く一緒にいても疲れない人がいいですね。家庭に心配事があると仕事にも影響し、それが家庭に跳ね返って、、、いいことがありません。

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住む場所と仕事についてもう少し詳しく。

筆者が東京から長野に転職・移住したのは1990年の暮れ、バブルのピークをやや過ぎたあたりです。東京で一戸建てを持つのは無理、仕事も先が見えた、ネットや宅配の萌芽が見え始めて転職した会社が馴染めなくても何とかなるだろう、との期待もありました。

今は自分の判断が正しかったと胸を張って言えます。今お勧めしたいのは①地方都市で、②海外を相手に仕事をする、です。

東京が今の東京の姿でなければならないのは、政治家、実業家、投資家、文化人・タレント等々の上流階級が海外と競争するためであって、庶民のためではないと思っています。あの人口、経済力で吸い上がってきた利益、税金が地方に分配されて日本という国がようやく成り立っている。ずるい考えではあるが、庶民は東京で上がった利益から補助を適度に受けて平均的な生活を維持するべきです。東京の庶民の生活はとても「健康的で文化的な生活」とは思えない。

もうひとつ。世界を相手に仕事をするなら東京も地方も関係ありません。外国からは「Japanの何某」としか認識されないからです。ネットは世界につながっており、宅配で商品を世界中に送れます。

ぜひとも地方都市に住んで世界を相手に仕事をしましょう。

ここまで

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