初めてサークル側としてCDを作ってM3に参加した知見・感想・備忘録

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こんにちは、Erixaです。
オールでM3に参加し、終了から直帰した状態で書いています。
なので文がおかしかったりするかもしれません、ご容赦ください。

さて、M3お疲れ様でした!
感染対策を都から迫られ、今までとは何かが違ったM3でしたが、
ひとまず無事に終了できたこと、良かったと思います。
しかし、終わってからの参加者の発症こそいちばん良くないと
思われるので、ここからも敏感に、皆で対策していきましょう。

初めて"サークル主宰"として参加したM3


私Erixaは2016年の秋M3で初めて一般参加しました。
それからシコレコの売り子としての参加を経験し、今回、
初参加から4年半越しに、初めて"サークル主宰"として参加しました。

前々から「ソロアルバム作りたい」って言ってたのですが、気付いたら大学4年になってました。就活のタイミングで、思い出作りかつ今までの活動を形にする意図をこめて、今回ソロアルバムを企画しました。

初めてのアルバム制作で、分からん!って部分がかなりあり、制作や進捗が遅れに遅れ、初参加ですがまあまあ成功とは言い難い結果になりました。(思い出作りとは言いつつちょっと悔しい)

なので今回は、これから初めてCDを作りたい!って人向けに備忘録を残しておきたいと思います。
もう何枚もCD作ってるよって猛者は、キャリーしてください。


知見・感想・備忘録 時系列ごとに整理


アルバム制作のおおまかな流れは以下の通りです。

  ①企画
  ②メール等でお声掛け
  ③成果・進捗管理
  ④入稿
  ⑤配信・委託等作業
  ⑥イベント当日


①企画

制作したいアルバムの方向性を確定し、呼びたい人を決める!

例えば今回自分のアルバムでは、
「(自分の曲が音ゲー寄りなので)強いクラブミュージック作ってる人」
「好きなタイプ・ジャンルの曲を作る人」
「(初めての制作なので)制作経験多数かつ好きな絵を描いている人」
としてそれぞれ
・Rikuくん
・Ataくん
・かわいマシンさん
をお呼びさせて頂きました。
全員前世(シコレコ)で縁がありますが、気のせいです。


②メール等でお声掛け

今回はTwitterのDMにてお声掛けさせて頂き、承諾が得られ次第Discordのグループに集まる、という形にしました。

メール本文はこんな感じです。

突然のご連絡失礼いたします。
       ↑失礼する
お久しぶりです。Koshico Recordsで活動していたDiartzh / Erixa です。
          ↑所属を明らかにする    ↑名乗る

   【このイベント用に曲書いて欲しいです!を固く固く書く】
●依頼内容
原曲2曲のURL貼って、好きな方をリミックスしてほしいです~的な内容
●締め切り
大体イベントの1ヶ月前が安心ペース、2週間前が割とヤバペース、
●頒布予定イベント/使用範囲  
このイベントと、Twitter・SoundcloudでのXFD、加えてストリーミング配信しますよ~的な内容
●制作予定アルバム・レーベル活動方針のコンセプト 
アルバムコンセプトを完結に言いました。
●連絡方法
お好みでDiscordやTwitterなどを。
●謝礼 
こっちから見積もりを提示しつつ、お相手の提案を伺いました。

今回お呼びした皆さんは快く引き受けてくださいました。
本当にありがたい限りです。ありがとうございます。

③成果・進捗管理

Discordに集まって、ステムデータの受け渡しや進捗の報告など行いました。
Rikuさんよろしく毎週末に「生きてます」的なチャットする場所も作ったのですが、自分がズボラだったので実質死んでました。

今回はソロアルバムだったのですが、様々な曲を集めたコンピレーションアルバムの場合この進捗管理しっかりしないとヤバげかなと思います。

④入稿

今回はテックトランス様のCDコピー完パケコース+会場搬入をお願いしました。入稿締め切り前日の夜に完成し、郵送しようとしたら朝一でも昼の締め切りに間に合わないことが判明し(←バカのため)、当日の朝電車でテックトランス様本社に来社入稿しに行きました。
制作には余裕を持った方が良いです。

⑤配信・委託等作業

現物が届く前にストリーミング配信の準備は終わらせられますので、イベント後日等に合わせて公開したい場合はしておきます。現物が届いたら委託の作業をします。
私はtuneCOREというサービスから、AppleMusicSpotifyを始めとしたサービスでの全世界配信を申し込みました。
他にメロンブックス委託等がある場合、倉庫?に郵送する必要があるらしいです。(あまり詳しく知らないのでここは各自調べてください!)

⑥イベント当日

当日に向けて用意するアイテムはこんな感じです。

下に敷く布 CD立て・棚 お金を管理する箱や封筒 試聴用のヘッドホン
試聴用の端末(iPad等) モバイルバッテリー ホワイトボード 紙とペン 
筆記用具(ボールペン必須) ガムテープ ポスター

いくつかは無くても全然大丈夫ですが、見栄えよくかつ良い感じの設営にしたい場合上記のアイテムは必須じゃないかなぁと思います。
特に、ポスターや棚は存在感を出すためにかなり大切だと感じました。

配置後部にポスター設置・棚で4段くらいCD並んでる・平積み 


だとどうしても貧弱さというか、目立たなくなってしまいます。
歩いて左右見渡す中で、人目につくことは結構大事だと思います。

また、ホワイトボードやTwitterでの宣伝では、ジャンルをかなり重視して書きました。自分が実際に買い手として歩いてみたとき目に入ってくるのは、
”良い絵のポスター” ”存在感のある設営” ”自分の好きなジャンルの記載”
”興味深いジャンルの記載” ”コスプレしてる人・オシャレな人”
だと分かりました。
自分はポスターも棚も用意していなかったので、このCDにはこのジャンルの曲を入れてます!と当日追加で宣伝してました。
実際、これが功を奏したのか1人が試聴に訪れ、「○○(ジャンル名)の曲は何曲目ですか?」と聞いてくださりました。ありがたいことに、その後CDも購入していただきました。すごい嬉しかったです。


当日は、感染症対策のためイベントそのものは4時間だけでした。
しかし、緊急事態宣言が再発令された中で、開催までなんとか調整してくださったスタッフの方々には感謝しかありません。我々の不注意で感染者を出してしまえば、秋M3を始めとした様々なイベントが開催できなくなる可能性があります。なので、感染症対策をバッチリと施し、終了後の会食も行わず直帰しました。
サークルスペースでできることとして、マスク・ビニール手袋の着用を行いましたが、他サークルさんでは消毒用アルコールを設置しているところもありました。

CDは、やり取りで渡した分を含めて14部頒布することができました。
買ってくださった方々、本当にありがとうございます。
とくに、試聴から買ってくださった方がいたのは、すごい嬉しかったです!
凄い今後のモチベーションにも繋がりましたし、M3は作り手・聞き手双方にとても良い影響を与えるイベントだと再確認できました。



イベントを終えて...やっておけば良かったこと


さて、14部もハケさせることができ、抱えた在庫は136部でした。
なぜ150部も刷ったのか?という感情にはなりましたが、特に苦ではないです。(部屋のスペースが減るのがちょっと辛いくらいで...)

ここで、M3参加を考えている方で100何部も在庫抱えてたまるかい!というに自分の後悔を伝えておきます。



・宣伝をしっかりしておけばよかった!

アルバムのXFDをTwitterやSoundcloudで公開したのがイベントの前々日でした。悪手としか言いようがありません。
そこその売り上げも気にしたいよ!って方は制作途中でも動画にしてTwitterに上げてみたり、イベントの遅くとも一週間前から宣伝しておくべきだと思います。
また、入れ替え入場だったこともあり、当日会場は例年より全然人が居なかったと思います。買い手にとっては時間が限られているので、買うリストをちゃんと作ってきてる人が多数で、それ以外のモノに目を付けるひとは希少だったんじゃないかなと思います。


・50部くらいでよかった!

150部は間違いなく適正ではない数です
おそらく、50部か100部かで迷った後、100部と150部の値段を見たら5千円程度しか変わらなかったからなんですよね。
結局会場搬入してもらった100部の段ボールは開けることなくそのまま郵送しました。
挨拶する人数や知名度、ジャンルにもよりますが、初参加なら50部くらいで良いかと思います。


・コミュニケーションは大事

大規模オフ会と言われるだけあり、横の繋がりが重要になります。
挨拶にいった流れで新譜交換になったり、知り合いが買いに来てくださったりするので、界隈に所属しておくのは大事かなと思います。


・シコレコはアホ

- 初参加で100部完売は化け物でしょ。
- 感覚麻痺してました。



以上です。

CD制作に携わってくれたRikuくん、Ataくん、そしてかわいマシンさん、イベント当日手伝ってくれたNA7くん、一年半ぶりにM3参加したのに覚えててくださったみずきはるしぃさん、アルバムを買ってくださったり聞いてくださった皆さま、M3運営の皆さま、本当にありがとうございました!とっても良い体験ができました!

秋M3へのモチベもかなり持てました!参加申し込み時点で就活が終わっていたら、2枚目のアルバムを出したいな~と思っています。

次回は拙作『Kitsune No Mado』のライナーノーツを書きたいと思います。

ここまで読んでくださりありがとうございました!

Erixa

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