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ご報告-マレーシアの大学に留学します-

みなさん、こんにちは。弓木英梨乃です。
突然のご報告となりますが、わたしはこの6月から3年間マレーシアの音楽大学に留学します。
1週間ほど前にマレーシアに入国し、今は14日間の隔離期間中です。


びっくりされた方もいらっしゃるかもしれませんが、どうして今、どうしてマレーシアへ、ということについて書きたいと思います。

そもそもマレーシアの大学に留学することを決めたのは今からちょうど1年前で、1年かけて準備を進めてきました。

コロナ禍になり、本当にいつ何が起こるかわからないということを改めて感じました。そして、その中で昨年30歳という年齢を迎えることとなり、さらに自分のこれから先の人生のことをすごく考えるようになりました。限りある時間の中で、わたしはこれから何がしたいんだろう、どんな風に生きていきたいんだろうって。

わたしは幼少期から楽器に触れ、10代の頃から今日までたくさんの方に支えていただきながら仕事として音楽を続けてくることができました。30年間、わたしは人生のほとんどを楽器と共に過ごしてきたことに今更ながら気づきました。やっぱりわたしは音楽を続けていきたいと思いました。

じゃあ、これから先その音楽とどう向き合っていきたいのかじっくり考えた時に、まず1つ目に、わたしは人生が終わりを迎えるまでに自分が心から納得できる演奏をしたいんだと思いました。思いのままに心で感じたことを自由に表現できる音楽家になりたい。
それは、すぐに数年後どうこうなりたいということではなくて、自分の生きていられる時間すべてをかけて、ギターを、音楽を、習得し続けていきたいなということです。それがたとえゆっくり少しずつだとしても。
そのために今、改めてちゃんと音楽を勉強する期間が自分には必要だと思いました。

そして2つ目に、音楽を通して世界中のたくさんの人と出会いたい。
これは、わたしの中学校の卒業文集に書いてあった言葉です。そうだった。中学生のわたしはそういう想いでギターを一生懸命練習していたんだった。ということを思い出すと同時に、その想いは今も変わっていないということも思い出しました。 15歳の頃の自分の夢を叶えてあげられるように努力したいなと思いました。

そうして、数年間海外に渡って音楽と語学を学びたいという結論に辿り着きました。


どうしてマレーシアという国を選んだのかというと、まずはマレーシアという国にすごく興味があるからです。
多民族・多文化国家で、様々な文化や宗教や言語が共存している。そしてその中で英語が共通言語として使われていて、大学での授業もコミュニケーションも英語で行われています。日本で生まれ育ったわたしには、まだまだなかなか想像ができません。マレーシアで生活するために、これからこの国の文化をたくさん勉強しなければならないと思っています。

そして、近年わたし自身がアジアの国々から発信されるポップミュージックにすごく興味があることもマレーシアを選んだ大きな理由です。


でも、マレーシアの音楽大学に留学をするというのはわたしも聞いたことがなく、実際に日本で情報を集めるのはすごく大変でした。なので、マレーシアで生活しながら音楽を学ぶということについて、まだはっきりと想像できていないというのが正直なところですが、だからこそ、この留学を経て自分がどうなっていくのかということにもすごく興味があります。


そもそも、日本を離れて外国で数年間生活するということには、もちろん不安もあります。
一番はやっぱり、日本でしばらく演奏できないこと、日本で一緒に仕事をしていた大好きな仲間のみんなとしばらくは顔を合わせて音楽をできないこと。でも、そんな大好きなみんなとこれから先もずっとずっと、歳をとっても一緒に音楽をやっていきたいからこそ、わたしは今マレーシアにやってきました。


最後になってしまいましたが、この状況の中での渡航について少し書きたいと思います。
まずは、日本からマレーシアへの入国についてです。留学生は現在入国が認められています。出国の3日前にPCR検査を受けて陰性でなければ出国できません。そしてマレーシアに到着したら、空港でもPCR検査を受けます。その後14日間の完全隔離があり、隔離が終了する3日前にもPCR検査があります。このような手順を踏んで、すべてに問題がなければ入国から14日後に隔離が終了します。

今の状況が続く限りは日本に帰ることは難しいので、しばらくは日本でのライブなどの活動はお休みすることになります。
でも、YouTubeやTwitterやInstagramを通して、演奏の動画はもちろん、マレーシアでの生活に関しても発信を続けていきたいと思っています。
ギターを通して楽しい動画をお届けしていきたいというコンセプトは変わらず、状況が落ち着けば可能な範囲でいろいろなことにチャレンジしていきたいと思います。
メンバーシップでお届けしているギター講座も、今後はわたし自身がマレーシアで学んだことも踏まえながら更に充実させていけたらと思っています。

また、夏以降にはいくつかの楽しみな発表もありますので、ぜひ引き続き情報をチェックしていただけたらとても嬉しいです。


長い文章を最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。

どうかみなさん、引き続き体調にお気をつけてお過ごしください。

弓木英梨乃


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