ウーマンズ流「柔軟な働き方」は、コロナ前は、あまり理解されなかった

仕事柄、情報の裏どりや正しい解釈の必要性から当社ウーマンズは頻繁に省庁に電話してます。

■消費者庁も「在宅ワーク中です」

先日、機能性表示食品について知りたいことがあって消費者庁に電話してみたら「担当者は現在在宅ワーク中なので、折り返しは数日後になります」と言われました。コロナ禍なので当然といえば当然なのですが「へー、省庁の人も在宅ワークするんだ」と、妙に感動したものです。

>機能性表示食品の市場規模から考える戦略と注目カテゴリー

■電通も「自宅からセミナーに登壇」

そして先週。人気講座として20回以上開催している「電通×トレンダーズ×当社ウーマンズ」の「女性マーケティング講座(主催:宣伝会議)」でのこと。

オンラインセミナー開催だったので、登壇者である電通さん、トレンダーズさん、私は主催企業さんから「自宅からの登壇でも良いですし、あるいは当社会場(=スタジオ)にお越しくださっての登壇でも、どちらでも良いですよ」と言われてました。

回線が途中で切れるかもしれない不安もあったので、私もトレンダーズさんも主催企業さんが用意している会場からオンラインセミナーに登壇したのですが、電通さんに関しては、自宅からの登壇(会社からの指示だったそうです)。

コロナになって、電通はいち早く在宅ワークや時差出退勤に取り組んではいましたが、「電通のような大企業が "自宅で登壇する”」という方法を選択したことは「ありがたい!」と感じました。

■当社流「柔軟な働き方」は、コロナ前は、あまり理解されなかった

コロナになってから「今在宅勤務中なので、折り返しの電話は私の携帯にお願いします」「オフィスに書類とりにいけないので、書類はデータでお願いします」「子供の迎えがあるので、●時以降はオンライン会議は参加できません」といった言葉を頻繁に耳にするようになりました。

電話をしていると電話の向こう側から、お子さんたちの声が聞こえてきたり、オンライン会議中に、お子さんが乱入してくることもしばしば(笑)。

当社は少人数で運営していることもあって常に効率重視の方法をとっています。コロナになる結構前からモバイルワーク、在宅ワーク、時差出勤、時短勤務、直行直帰全くOK!といった、かなり柔軟・自由な方法をとっていたものの、コロナ前はそんな当社の働き方スタイルに対して、難色を示す企業さんや「ちゃんと仕事できるんですか……?」「斬新ですね、どんな感じなんですか?管理とかどうしてるんですか?」ってよく聞かれていたものです。要は当社の働き方スタイルは「前向きには捉えてもらえてなかった」ということです。

ベンチャーや中小企業さんだと当社と同じようなスタンスをとる会社も結構あるので、当社のスタンスはすんなり受け入れてもらってたし、「じゃぁオンライン会議で!」とサクッと話が進むんですが、大手企業さんやお堅い企業さんだと、どうもそうはいかず。

どことなく当社ウーマンズ流の「柔軟な働き方スタイル」は、肩身が狭かったんですが、コロナになってからは、多くの企業さんが「柔軟な働き方」を選択するようになったので、私たちも随分と“気を遣わずにすむ”ようになりました。コロナになって「在宅ワーク」「時差出勤」「時短勤務」などが、やーーーーーーーっと、市民権を得たように思います。

多くのビジネスパーソンが、介護や子育て、治療、といった様々な事情を抱えながら仕事をしているのだから、本当は「柔軟に働ければ、もっと楽なのに」「生産性あがるのに」と本音では思っているのに「相手先企業は9時~18時まで全員が出社してるから、当社もそうしなきゃ」とか「相手先企業は在宅ワークはしてないっぽいし、てことはうちも在宅ワーク中ですなんて、声を大にしていえないから、在宅ワークの導入はうちは見送ろう」なんてことになっちゃってるんだろうなって思います。ビジネスパーソンって、お互いがお互いを縛り合って、お互いがしんどくなっているようにしか見えないんですよね~…。

もっと柔軟に、自由に、楽しく働きましょう!









この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?