着物を好きな理由
着物を着る人が着物を好きな理由はたくさんある。
私の場合は「形がシンプルなこと」、「着ているときちんとして見えること」が大きな理由かと思う。
形がシンプルなこと
私は凝った形の服や付属品がついた服が似合わない。ヒラヒラしたレースなど、顔の印象がごちゃごちゃしてなんだかしっくりこない。ふわふわした髪型も似合わない。
これはパーソナルデザインを診てもらって分かったのだけど「グレース」タイプであることが大きい。(骨格診断だとストレートのようなもの)
グレースタイプの特徴=とにかくシンプルなものほど素敵に見える。
着物は長着、帯、以上。である。
あとは長襦袢や帯揚げ、帯締め草履などもあるが、基本的に色柄素材以外の形は全て同じである。塗り絵をしている感覚。それがとにかくシンプルでしっくりきた。
洋服の場合はTシャツなのか襟付きなのか袖の長さも色々。そうなるとインナーはキャミか半袖か七分袖か。ドルマンスリーブだとカーディガンの袖が通らない、ジャケットを着なくては、それともコートか。アウターの丈がボトムスと合っているか。スカートかパンツか、タイツなのか靴下なのか、靴もヒールかスニーカーか選択肢がとにかく増える。
それが楽しいという人もいるんだろうけど流行もあるし、気にすればするほどアイテムが増えすぎて悩むし結局ワンパターンになってしまう。忙しい。(お金がわんさかあれば洋服も小物もたくさん欲しいが、それよりも着物が欲しい)
思考がごちゃごちゃしがちなので、余計にシンプルなものへの憧れがあるのかもしれない。流行がそんなにないのもありがたい。
着ているときちんとして見えること
着物に興味を持ったきっかけは、20代半ばに友人の結婚式に着る衣装に悩んだのがきっかけだった。フォーマルな服なんてそもそも持ってないし滅多に着ないのに、結婚式の時はワンピースなど着なくてはならない。ヒールの靴も普段履かないから足が痛い。拷問だった。
そんな時に着物に出会い、これいいやん!とピンときた。
それまで全く着物に興味がなく成人式にも着なかったくらいなのに、突然はまった。
「きちんとして見える」という意識は当時はなかったが、フォーマルに着ていく服の選択肢が増えたことはとても大きかった。
それから数年経ち、30代はさらに洋服に悩んだが、着物を着ていることできちんとした人に見えるというのはメリットでしかない。特にダークな色、シンプルなものを好んで着るために余計にきちんとして見えるというのはある。
(洋服をはじめ、自分に似合うものについては2015年にイメージコンサルを受けたことで解決している)
自分が素敵に見える着物
着物は私みたいにズボラな人向けなのかもしれないと思う。流行の洋服を選ぶのが苦手という人にはいいかもしれない。
とはいえ、きちんと着るのが似合うので、着崩しやアレンジはほとんどしない。補正もしっかりして着付けもスッキリ見えるように心がけている。素敵な着崩しコーデや洋服ミックスの方を見るといいなと思うけど、ないものねだりですね。
自分が素敵に見える着方であればいい。
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