見出し画像

秋、昨今、きれいたち

画像1

雨上がりの朝、紅葉。

暑い夏が終わって途端に寒くなったと思ったら、また暑くなって汗をかいた。落葉樹たちも枯れていいのかどうか迷っている。おかげで人間は、長い間紅葉を楽しめているように思います。

画像3

しっかり寒くならないから、葉もしっかり枯れていかないのだそうです。そうなると、春に芽を出す花たちの生育にも影響が出るから人間の手でしっかり、裸にしなくてはいけないらしい。

画像2

今年は、クリスマスリースを作りました。

画像4

お正月も使えるようにと意識して作ったので、少ししっとりと。

しなやかにたくましく巻かれた生の木を土台に、もみの葉(大振りの緑の葉)、すぎの葉(フサフサとした緑の葉)、ネズの実(青い実)、マユミ(朱色の実)、ヒマヤラ杉のぼっくり(センターで一番目立っているかわいい子)。

リースを作るとき、もみの葉とすぎの葉を上手に抑えてキレイな円にすることが普通なようです。私はのびのびした葉っぱを抑えつけるのが忍びなく、そのまま野放図に。これは、どうも性格が出るらしい。初めから、教えてくださる方の想像を飛び越えて、作業をしていた感はあったのですが、途中、何が出来上がるのか?という不穏な空気もキャッチしつつ、ぼっくりをセンターに構えたとき「そう来たか!」となったのでした。割とよくあるパターンだと思って作ったので、「そうではないのか!」と驚き、物作りは十人十色で本当に面白いと思いました。

やりたいことを自由に応援してくれる暖かい中での創作で、安心してのびのび出来ました。

「これだったら、お正月用に竹を三本リースの中に入れるといい!」なんというアドバイスまで頂いて、知識や経験の豊富さはかっこいいなぁ。私も誰かの自由を存分に応援したいし、生かせる仕事がしたい!と、しみじみ感じたのでした。勉強しよ。「男爵のヒゲ」みたいだと何度も賜り、そう見る人もいるのか!面白い!と、ご機嫌で家に持って帰りました。

家に帰ると、もみの木の香りが。自分で作ったことも合間って愛着がすごく湧く。何年も何年も芳香剤としても活躍するのだよ!ということです。

家の中に愛でるべき生き物が来て、いい年が迎えられそうです。

なかやまえりか

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?