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「会場チェック」も忘れずに!

「スピーチやプレゼンの準備」をテーマに、伝え方のテクニックやちょっとしたコツをご紹介しています。第7弾は、事前準備のひとつとして「会場を確認する」ということについてです。


スピーチやプレゼンを行う場合、資料やスライドの準備はもちろん重要ですが、内容をより効果的に伝えるためには「見せ方」にも工夫が必要!

そのために欠かせないのが、事前に会場をチェックして、本番の自分の行動を想定することです。例えば、「このスライドの時はコチラを見て」とか「この話題の時はこんな動作で」といった風に、自分の姿をイメージしておくのです。

人前で話をすることに慣れていて「その場で臨機応変に対応できる」という方なら、その必要はないかもしれません。

しかし、多くの方は人前に立つだけで緊張して「目の前のことをこなす」だけで、精一杯になってしまうのではないでしょうか。でも、それでは、聞き手を惹きつけながら話すことは難しくなりますよね?

だからこそ、会場で話している自分を想定してイメージトレーニングしておくことが大切! それが本番での『心の余裕』につながるのです。

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チェックポイントとしては、

●会場はどれくらいの大きさか、縦長か横長か
●ステージで話すのか、その場合は客席とどれくらい高さが違うか
●演台があるか、パソコンや資料をおけるか、手元ライトがある
●出入口はどこに何カ所あるか、途中入場があるのかないのか
●座席はどのような配置になっているか
●スクリーンは、どこに、いくつあるか
●スタンドマイクか、ピンマイクか
●スタッフは、どこに待機しているか

などなど。

会場の様子が確認できていれば、どう振る舞うかはもちろん、視線の動きや手の動かし方も、イメージしやすくなりますし、万一トラブルが発生した場合の対応も考えておくことができるでしょう。

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場合によっては、事前見学が難しいこともあるでしょうが、今の時代、少なくとも会場の写真や見取り図はネットで確認することもできるはず。さらに、当日早めに現地入りして、演台やステージから、あるいは客席から見るだけでも違ってくると思います。

ちなみに、ある落語家さんの話ですが、市民会館のホールといった通常の寄席とは異なる場所で「落語会」を開く場合、必ず実際に座布団に座って、視線の動かし方をチェックするそうです。例えば、遠くにいる人に話しかけるような場面では2階席を見て、とか、誰かに声をかけるような場面では3列目あたりの左側の席・・、など。そして、スタッフに客席に座ってもらって見た目の印象もチェックする、とか。

プロはそこまで準備する、と言うことですよね!!


気持ちに余裕を持って、笑顔で堂々と話すためにも、会場チェックをどうぞお忘れなく!


■スピーチやプレゼンの内容構成、演出、話し方に関して、コンサルティングやサポートを実施しています。重要なプレゼンやセミナー講師を務める前など、ぜひ一度トレーニングしてみませんか? お気軽にお問合せください。 詳しくは ☞ Strada LLC

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