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アメカレファーム始動

アメカレファーム始動

「ゆもっち」こと湯本高士さんに伴走してもらいながら、夢のような菜園をつくっていく[アメカレファーム]がスタートしました!

アメカレ裏手に広がった土地。耕作放棄地だったこの土地をお借りして、子どもたちが自分たちで食べ物を作りたい!と地主さんにお願いにいったところ、快諾してくださり、アメカレファームが実現することとなりました。

はじめは背丈ほどのススキが生い茂ったエリアや林のように木が生えていたエリアなど、状態もさまざまでした。
そのすべてを農機具で一気に開墾!というわけにもいかず、ゆもっちが手作業で開墾を始めてくれていたところに、4月の後半から子どもたちが加わって、日々コツコツと開墾作業を進めてまいりました^ ^

そして、4月29日にようやく、アメカレファームの畑開きとなる[農フェス]をご家族のみなさんと一緒に迎えられることとなりました🌱

[農フェス その1 コンポスト作り]

よく晴れた土曜日☀️
朝からはりきった表情の子どもたちがご家族と一緒にアメカレに集まってきました。

いよいよ、ゆもっちとじぶんたちで開墾作業を進めてきたアメカレファームの畑開きです!

「アメカレファーム、始めるぞー!」
「おーー!!」
の円陣(子どもたちは円陣が大好き!)で
エンジン全開となった子どもたち。

この日は事前アンケートをもとに、

◆畑作業(耕うん、畝立て、土壌改良)
◆キエーロコンポスト作り

をAグループとBグループに分かれて取り組みました。

グループ間は好きに行き来していいよーと声をかけてあったので、子どもたちは、興味の赴くままに移動する子や、じっくり作業に取り組む子などその子らしい姿が見られました☺️

コンポスト作りは、
工具を使ったり、寸法を計算したり、いろんな工程がありました。

図面をみながら掛け算や割り算で寸法を計算する子、その寸法を別の子が測って線を引いていくなど、コンビネーションで進める姿も見られました☺️

一番人気はやっぱりインパクトドライバーでのビス打ち!小さい子には本物のインパクトドライバーはむずかしく、工具好きな子が自前で持ってきていた小型の充電ドライバーを貸してあげる姿もみられました✨

また、角材のカドを丁寧に面取りすることに一生懸命取り組む子がいたり、どの工程でも、大きい子が小さい子に気を配り、コツを教えたり「やりたい!」という気持ちを汲んで、順番にできるようにリーダーシップを発揮していました。
ずっと図面を見ながら指示を出す裏方に徹してくれていた大きい子も、完成間際には取り付けたいパーツを自ら取り付けたりと挑戦したいことに取り組めました☺️

中には、ビスが突き抜けている箇所もあり、「このままで良いの?」という大人の問いかけに対し、ダメ!抜いて短いのにしよう!と素早く決断できた場面や、休憩に入るときに道具が出しっぱなしで「これどう思う?」という投げかけに対し、このままじゃ危ないよね!と片付けたり端に寄せたりする姿も見られました。

大人とペアを組んで大きな卓上丸のこに挑戦できた子も見られ、それぞれの子がやりたいことに挑戦できるようサポートしてくれたチーム大人の見守りの姿勢もとても素敵でした✨

先回りしすぎず口を挟みすぎずに子どもたちを見守るのは、なかなかむずかしい〜と感じながらも、チーム大人一丸となって同じ気持ちで取り組みながら、他の大人の振る舞いや子どもに問いをなげかける姿を見て、感心したり、ヒントをもらったり、真似してみたり、チーム大人にとっても一瞬一瞬が学びの連続です✨✨✨


[農フェス その2 畑作業&ゆもっち講座]

畑作業(耕うん、畝立て、土壌改良)グループは土づくりに取り組みました。

はじめに、ゆもっちからアメカレファームの土壌についてプチ講座がありました。

アメカレファームの土地は、以前は田んぼとして使われていたそうで、地下水位も高く、粘土質なのが特徴なのだとか。

試しにゆもっちが農業資材の細長い棒を畑にグスグスっと差し込んで見せてくれましたが、棒は1mくらい深くまで刺さり、抜いてみると、棒の下から50cmくらいのところには濡れた泥が付いていました。

こういう土質だと、根がずっと水に晒されて根腐れしやすかったり、粘土状の土が乾くとカチコチに固まりやすく、根が伸びにくかったりするそうです。

ゆもっちが経営する八ヶ岳のめぐみの農園では、その土地に生えている草(有機物)をそのまま畑の肥料として循環させる無肥料自然栽培で育てているそうですが、アメカレファームの現状や土壌自体が育つまでに要する年月も考慮し、アメカレファームでは、土壌改良にチャレンジしてみようということになりました。

土壌改良は

◆水をきれいにする
◆土壌をきれいにする
◆微生物を元気にする

ために、バーク堆肥という主に木の皮から作られた堆肥をつかって取り組むことになりました。バーク堆肥にはタンパク質と結びつき腐植のもとになる繊維質が多く含まれ、貯水力や排水性を高める効果も期待できるようです。

これを混ぜ込んでふかふかにした土をさらに高めに畝立てしてあげることで、
地下水位との距離を保ち、野菜の根がのびのびと成長できるスペースを確保してあげることで田んぼだったこの地でも元気な野菜が育ちやすい土壌へと育てていこうという作戦です✨

というわけで、
みんなで手分けしてバーク堆肥を撒き、撒いたところをゆもっちが耕うん機で土を撹拌しながら畝立てをしてくれました。

耕うん機に乗るゆもっちを見て「乗ってみたい✨」と目を輝かす子どもの姿も見られました☺️

また、今後つくっていくアメカレファームのゾーニングやレイアウトのイメージも共有しました。ゆもっちとみんなで作っていくゾーンや、子どもたちが思い思いにやりたいように進めていくゾーン、お米を育てる田んぼゾーンなど、彩り豊かなファームの未来像がイメージでき、とてもワクワクしました✨✨✨

これから始まるアメカレファーム。
アメカレファームを[人]だとすると、畑開きの[農フェス]において、その性格や生まれ育った環境や将来なりたい姿などを知ることができたことは、その人となりを知り少し仲良くなれたような、そんな第一歩を踏み出せた感じがました✨


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