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色と私

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青と黄色の深呼吸。(Heddar Harie by Erico)
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#imaieri

生命を回すエネルギー[赤]

前回、「私に夜明けがきた」ことを[赤]によって感じられた体験を書きましたが、 きのう久々に、 行き先を決めず奔放に散歩をしているときに 公園を歩きながら気づいたことがあるのでシェアしてみます。 公園の木々が 一斉に芽吹き始めていて、 先端をよくみると、ほんのりと赤みがかっていました。 植物が成長するのに うんとエネルギーを使っている部分が ほんのりとした赤味から感じられました。 葉だけでなく花のつぼみもやっぱり少し 赤みを帯びていて。 あっちでもこっちでも、赤らみなが

陰極まって陽に転ずるときの赤の役割

コロナにかかって落ち込んだ時、 どん底を味わいきった頃に「もういいな」って思えた。 そのタイミングでカラペを作ってみたら、 赤いカラペばかりができた。 他の絵の具には手が伸びなかった。 塗っていた時の感情は、 「進みたい」「次に行きたい」 だった。 陰極まって陽に転ずるということはさまざまなところで感じられるものだけど、 身近なところでまいにち繰り返されていることのひとつに[夜明け]があると思う。 あたりが闇に包まれ、深まるだけ深まって、 いよいよ日の出、闇が光を受け

カラフルジャーニーを準備している(3)

いきなり結論からお見せする格好になってしまうが、 「カラフルジャーニー」こころの旅の目的地はどこかというと。 あなたの中の そして、すべての命の中の 愛 です。 一つの命が「自分」として生き抜くことは、 並大抵なことじゃない。 そこには一人一人のドラマがあり 日々いろんなできごとを体験して それにともなう いろんな感情をこころで感じて 私たちって生きている。 嬉しいこと楽しいこと、怒りや哀しみ、 いろんな感情=自分自身を理解したり寄り添ったりしながら 人間として毎日成

カラフルジャーニーを準備している(2)

色を体験して、 こころを味わった道のりは まるで「旅」のようだったなと感じた。 そんな視点から、 「カラフルジャーニー」という構想が湧きたった。 実際に外の世界を旅することが世界旅行ならば、 カラフルジャーニーは内なる世界を色でぐるっと味わうこころの旅 世界旅行が、視野を広げてくれるものならば、 カラフルジャーニーはものの見方を深めてくれるものになるだろう 恩送りとしての姿を思い浮かべたときに、 講座とかワークショップとかそういう姿はしっくりこなかったけど、 「こころ

カラフルジャーニーを準備している(1)

昨年、色彩自然学で色を学んだ私。 色と自然のふるまいに着目したら、ものの見方が一気に深まって、 人生がより味わい深く、生きることがより楽しくなった。 それまで何気なく見ていた 青い空や輝く太陽、木々や花が なぜその色をまとっているのかが感じられるようになったし それらがぜんぶ、 人間=つまりわたし自身にも対応していて 「わたしも自然の一部」ということを すみずみまで、味わえるようになったのだ。 この宇宙の神秘というか、 見事なまでに完璧に調和している自然に 感動しきり