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色と私

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青と黄色の深呼吸。(Heddar Harie by Erico)
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#分極性

色と私(スピンオフ2) 物語の効能

失敗から 自分を責めちゃったとき、 読んだばかりの 風の谷のナウシカのワンシーンが ロールモデルとなってくれて 私を導いてくれました。 出典: 宮崎駿 著/風の谷のナウシカ6巻/徳間書店/1993年12月20日/p76~77 物語が[実際の自分]の器の中に注いでくれるもの ナウシカに重ねた私は、 失敗後に私を襲ってきた[自己否定・無価値感の感情]を まさに、このドルクの弟皇帝の姿に重ねました。 ナウシカがドルクの神聖皇弟を 「この者はすでに私の一部です」という姿が

色と私9 黒い情動

(深夜の記録) 今日はちょっと失敗というか 苦い体験があって、 そこからの感情の味わいを書き残しておこうと思ったのでトライしてみます。 自分がやらかした失敗によって、 襲ってきたのが[黒い影]でした。 はじめは、 失敗の事実を受け止めるのにキャパオーバーで涙が溢れ、 ようやくその事実を受け容れ始めたら 次に襲ってきたのが[黒い影]の気配。 その[黒い影]の存在は、 怖くて気味が悪くて居心地が悪くて その場に居たくなくなる感じ。 消えてしまいたい情動。 恥ずかしさ。失敗し

色と私 (スピンオフ)独占と共有、豊かなのはどっち?

前回の記事で、分極性について考えていたら、 [私] の対極は、[私以外・全]になるのかな? という気づきから派生して、 去年考えていた[独占]と[共有]に繋がったので、 そのことをもうちょっと言語化したくなり、今回はスピンオフ記事を。 [カラペハリエ]では、 ひとりひとり(個) が自由に生み出した色彩[カラペ]を みんなでシェアして[貼り絵]にします。 他の人たち(全) が作った[カラペ]で、自分の作品(個) を作る。 それによって、得られる色彩の豊かさ、豊かな創造

色と私 7 [色]のはじまり[世界]のはじまり

白と黒はどこからきたんだろう? 白と黒は、[明度]しかない無彩色。 厳密にいうと[光と闇]そのもの。 光と闇のはじまりのシーンは、創世記にも描かれてる。  (旧約聖書 創世記 1章より) なんにもなかった空っぽの世界に、[光]が生まれたから、 同時に、その対極に[闇]が生まれた。 こういうことって、身近なあらゆる物事に当てはまってるよな〜。 たとえば、 表と裏。 「表」が発生したと同時に「裏」という概念が現れる。 前と後ろ。 これも、こっち側が[前]と決まった