コロナ支援へ
ニュージーランドから帰国してから、ニュースを見て文句を言うことが増えた。特に日本のコロナ対策について、コロナ感染者の上昇について、なんでこんなに規制が緩いの、って。
でも最近ふと自分を客観的に見た。「文句ばっかり言ってもどうしようもないのに、何も変わらないのに。」って気づいて、ニュースを見るのを辞めた。情報はネットで知りたいものだけ得るようにした。そして、動くことにした。文句言ってても何も変わらないから。
帰国したとき、「看護師はやらない」って周りに宣言していた。現に、愛用してた聴診器も2年前の最終の職場に置いてきたので、もう当分は看護師しない覚悟だった。
でも、今の状況見て聞いて「医療者を助けたい」と思うようになって、私は来週からコロナクラスター支援に看護師として参加する。正直、怖いし不安だ。本当にやりたいのか、やりたくないのか、自分でもわからない。活動の同意書には「病気になったり死亡しても責任は負いません」って書いてあった。「そうだった、医療現場って自分の生死とも隣り合わせだった」って思い出して、また少し怖くなった。
「今の状況は政府のせいだ」なんて、誰かに責任を擦り付けたところで何も変わらない。政府の政策に期待していたって、何も変わらない。コロナ感染者の増加も、外出している人多いんだから自業自得だとも思うけど、他人のせいにしても何も変わらない。
「正しいこと、優しいこと。選ぶときは優しいほうを選べ。」って映画wonderで言ってたように、少しでも誰かの助けになれば、って思って私はクラスター支援に行く。動こう、優しさのあるほうに。
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