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23/11/4金薔薇配合の勝ち上がり率【ゴールドシップ産駒】

ゴールドシップ産駒母父ロージズインメイの勝ち上がり率まとめです。

この記事では母父やクロス( インブリード)とは?という競馬の血統基礎知識の説明はありません。

血統基礎知識はJRA競馬用語辞典や解説サイト(みんなの競馬検証)をご覧ください。

・母父ロージズインメイの血統評論ではありません
・競馬予想の役に立たない情報です
・この情報はX(Twitter)でも公開しています

【表記について】
父ゴールドシップ母父ロージズインメイの配合を省略し、「金薔薇配合」と記載していますが筆者が勝手に呼称している名称です。
決して公式なものではございません。

金薔薇配合についての説明は過去記事を一読ください


勝ち上がり率

2023年11月4日、未勝利戦を初勝利したマイネルヴォルムスまでの表です。
(順番は勝ち上がり順ではありません。なんとなくです)

金薔薇配合の勝ち上がり率

勝ち上がり頭数20頭中14頭
全体勝ち上がり率 70%
牡馬 66.7%
牝馬 75.0%

ウインサマースノーがデビューしたため全体頭数が増えましたが
マイネルヴォルムスが未勝利戦を勝利したため、勝ち上がり率は10月9日の時点より微増しました。

比較対象:ゴールドシップ産駒勝ち上がり率 34.2%(11月5日確認時点)

ウマークス

牡馬 66.7%
牝馬 75.0%

マイネルヴォルムスの勝利で牝馬との差が8.3%と縮まりました。

今後も勝ち上がり率は変動しそうです。

内訳(所属先、勝利数、主な勝鞍)

金薔薇配合の内訳です

所属、勝利数、主な勝鞍一覧

コスモブライヤーは美浦畠山厩舎で勝ち上がれず
サラオク→地方→栗東坂口厩舎に所属のため中央最終所属の栗東表記です。
現在は中央を抹消し高知競馬の田中守厩舎に所属しました。


母母父とクロス(インブリード)

母母父とクロス

6月11日という超遅生まれのマイネルヴォルムスが2戦目にして初勝利。
産駒が得意とする福島かつローカル勝利請負人丹内祐次騎手という好条件とはいえ、この時期の勝ち上がりを見ると金薔薇配合には早熟性があるのではないかと感じられます。


マイネルヴォルムスについて

マイネルヴォルムスの母ゲハイムローゼは未勝利馬。
牝系を遡るとマイネルやマイネ、コスモが数多く連なりビッグレッドファームグループの牝系であることがわかります。

生産はビッグレッドファームグループ企業ブルースターズファーム
ダノンバラード不受胎からのお助けゴルシはいつもの光景ですが、繁殖初年度であるにもかかわらずダノンバラードを付けた時点で6月中旬。
ゴールドシップにいたっては7月という異常な遅さ。

赤枠が繁殖初年度の種付け日(受胎)

ここまで遅くなるのであれば一年空胎にして早生まれにするという手もあると思うものですが…
繁殖数年の牝馬ならわかりますが、繁殖初年度牝馬をこの時期につけた経緯はわかりません。
ゴールドシップの高受胎率が悪い方向に出てしまった実例ではないでしょうか。

通常であれば1頭ごとに誕生日が後ろへずれていき、だんだんと遅生まれになるものですが
(下記イクスキューズの繫殖成績の生月日参照)

徐々に遅生まれになる黄色枠

イクスキューズの場合は少しずつ遅生まれになり2022年は空胎で誕生日をリセット。
2023年には1月生まれの牡馬が誕生しました。

ゲハイムローゼの場合はその真逆。
ゴールドシップが一発で当てるおかげか誕生日がどんどん早まり、3頭目には初子からひと月短い5月に誕生するという異常な繁殖成績になっています。

誕生日がだんだん早まる黄色枠

生産の意図は読めませんが
少なくとも金薔薇配合は初子、遅生まれでも対応できる配合であるといえるのではないでしょうか。
全妹のグランツローゼ、全弟のゲハイムローゼの2023も楽しみです。


まとめ

初子・遅生まれのマイネルヴォルムスの勝利により早熟性があると予想される金薔薇配合。
オークス馬ユーバーレーベンも札幌2歳S2着、阪神ジュベナイルフィリーズ3着と2歳からその才能を発揮していました。

今後も2歳から活躍する金薔薇配合のゴールドシップ産駒が誕生するのではと期待しています。

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