なによりの薬
あろうことか、高熱が出た。
しかも、美容院にいった日に。
カットをして、カラーをし、頭皮エステというスペシャルメニューにも手を出した、ぜいたく三昧だったその日に。
美容院前の駐車場がいっぱいで、ちょっと離れた所に止めざるをえなくて、雨ふる中、傘もささずに横着なことしちゃったから?
あの日の二日目に、カラーをしたから体調悪くなった?
(そんな迷信、ほんま?いつくるかわからなくなっている閉経間近な私に予定日なんてないから避けられへんわ)
そんな事をグダグダと考えていたら、頭もワンワン痛くなり、38.5度まで上がる。
帰ったら自室にこもり、ひたすら寝る事にした、前の日に、この日を予言していたかの如く、大根こんにゃく豚バラをおでんふうに大鍋で炊いてあったので、夕飯どうしようにならなかった事が救い。
あとから追加の具材を足していくのも可能なので、今週いっぱいはなんとか食いつなげる確信もありほっと寝込めた。
万が一を考えて、舅とは距離を置こう、会わずにいよう。(ややこしい高齢者だもの)
次の日、かかりつけの病院へいき検査を受けた。
はじめてのPCR検査に震えかけた。
しかも病院の駐車場で待機。(オロオロして、後ろの窓を下げてしまった)
いつもの先生の顔を見て、ちょっと安心。
「お鼻グルグル痛いけど我慢してねぇ、大丈夫?」
(いつも通りの冷静さにしびれる)
「検査結果はあとで電話するから~」との事で颯爽と看護師さんと消えていく。
「コロナではなかったけれど、検査の時期が早かったら出ない場合もあるのよね。熱がまた上がったり、具合が悪くなったら連絡してね。薬はある?おじいちゃんいるから家族感染に気をつけて、家の中でもマスクね」とのこと。
とりあえず、ほっとして帰宅。
熱が上がったのは昨日の夜だけで、今朝からはもう平熱に下がってはいた。
でも、舅がいるので白黒はっきりさせたく、バタバタ病院へ行ったのだが。
ふぅ。
そうじゃなかったから家でゆっくりしよう。
でも、そうじゃないかもしれないし、舅とは会わないようにして部屋にこもろう。
なにもしないでゆっくりしよう。
夕飯もなにもかも、夫に運んでもらった。
トイレも隙をみて、サササッと忍者の如く。
(二階にもトイレがほしいと切に思う)
なるべく顔をあわさないように。
昼間、訪問散髪の日で、ピンポーンと鳴ったが、あらかじめ夫から舅に伝えてもらって、事なきを得た。
(15時にくる事、手渡す書類とお金はクリアファイルにいれておき舅に渡す)
訪問入浴もあったが、私がいなくても、なに事もなかったかのように、いつも通り対応してくれていた。(さすがのヘルパーさん)
私がいなくても何事もなくできるものだ。
私が、つい、なにかをしてしまうけれど、別に必要ないかもしれない。
ほったらかしでも、いいのかもしれない。
そんな感じで、まる二日、二階の部屋にこもり舅と会わず、誰にも気を使わず、だらだらゆっくりしたら、元気復活。
Twitter、なんかもはじめちゃったり。
本も二冊読めたり。
それでも何時間でもよく眠れたのは、やっぱり疲れがたまってたんだなぁと思います。
なによりの薬は、なにもしなかった事。
舅の顔を見なかったことが一番の特効薬だったみたいです。
正直な私の体に乾杯🍷
明日も、まだ寝込みたいデス。