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工夫

いろんな固定観念の中にいると、あまり工夫がないことに最近気が付きました。

例えば洗濯をするときに洗剤を使うと思いますが、当たり前に洗濯洗剤を使っていることに、普通は疑問は持ちません。

食材だけではなく、多くの日用品も値上がりする中で、その値上がりに不満を言うのは簡単です。

ただ、不満を言っても何も変わらないし、値上がりしているのなら、別のやり方を模索するとか、代替商品を探すとか、工夫してみようと思ったのです。

もしも収入が減ったら、生活水準もそれに合わせないといけなくなるのと同じように、工夫次第でいろんなやり方があると思えば、それを考えるのも楽しいです。

中には、これだけは節約できないもの、いわゆる固定費のようなどうしようもないものもあるとして、それ以外のところで生活の見直しはできるのかなと思います。

以前は不満を持つだけで、変えられるところを変えようとはしませんでした。
工夫をすればいくらでも豊かな生活ができるにもかかわらず、今の水準を保てないことに対して、企業が悪い、社会が悪いと文句ばかり言っていたと思います。

ただ、最近は自分の頭で考えるようになって。

今まで買っていた洗剤が高くなったなと思ったら、何か別の方法で洗うことはできないか、今まで必要だと思い込んでいたけど、それって本当に買わないといけなかったのか、など、一つ一つをよく考えるようになったんです。

そうするうちに、使っていたお金の多くが、
『実は必要ない』ということもわかってきました。

前述の通り、洗濯には洗剤を購入しますが、洗剤一つでもいろんなやり方があります。

こうあるべき、こうするもの、という風に固定観念で決めつけていれば、
洗濯は洗濯洗剤を使う!と決め込んでいますが、

よくよく考えてみれば、衣類の汚れを落とせて洗剤の役割をしてくれるものであれば、粉せっけんでも、重曹でも水だけでも、何でもいいということです。

洗濯をするのは洗剤しかない、と思い込んでそこに何の疑問も持っていませんでした。

それにハタと気が付いたのは、トイレ掃除をしていた時です。

いつもは流せる専用シートを使っていたのですが、シートを流すと詰まりの原因になることもあったり、環境に良くないというのを見かけて、可燃ごみに出すことにしました。

流さないなら、流せるシートをわざわざ買わなくてもいいんだな、ということがわかってから、今までいろんなことに対してあまりに工夫も知恵も使わずにいたことに気が付いたのです。

食事の回でも投稿しましたが、別に3食食べないといけない法律があるわけでも、食べない瞬間にいきなり身体がおかしくなることもありません。
むしろ現代人は食べ過ぎなぐらいです。

また、断捨離をして分かったことは、洋服や靴やバックも、クローゼットを占領するほど持たなくても生きられるということ。

パソコンやスマホで調べなくても、知識や経験、記憶などのビッグデータはすべて自分の中にあること。

いつも足すことで満たす方向に進めていましたが、引き算をしていくうちに、人はどんどんあるものの中から探して工夫し始める、ということがわかってきたのです。

これを読んでも
『スーパーに行けば洗剤があるんだから』
と思うかもしれません。

確かにそうですし、それを無理やり変える必要もありません。

ただ、自分の頭で考えて、洗剤は何に変えてみようとか、別物で対応してみようとか考えると、とても楽しいのです。

ですから、私が工夫するのも、もしかしたら楽しいから、という理由だけかもしれません。

そういう一つ一つを削ぎ落していった結果、それぞれの場所ごとに変えていたあらゆる種類の洗剤も一気になくなりました。

広告やコマーシャルでこんなにきれいになりました!と聞くことで、それを買うことが良いように思ってしまいます。

しかし、実際に汚れがどこまできれいになっているかは、自分の目に見えないものもありますし、美容グッズも購入して、長期で試してみなければ効果もわからないものも多くあります。

素材や内容物も、いくら詳しく書かれていても、一般の人が見て、それらが危険か、そうではないかもわかりませんから、結局は広告の文言の頼るしかありません。

ただ、商品を買ってもらいたい時に、デメリットを言うはずもなく、中には必要がないものであっても、気が付かない間に購入するようにすすめられているものもあるのかもしれません。

正直、無添加な生き方をしたいとは思っていませんでしたが、洗剤類は粉せっけんや重曹を使うようになって、買うものもずいぶん減りましたし、広告の言葉を今までとても素直に聞いていたんだなと思いました。

洗剤に任せれば大丈夫みたいな、どこか楽をしている気持ちもあったかもですね。

そう考えると、お金をかけなくても楽しいことはたくさんあるし、工夫次第で何でもできる。

お金がないと何もできないと思い込んでいるだけで、出来ないことは何もないのです。
そのことに気が付くと楽しいことが増えていきます。

もしかしたら、楽しいことが何もないなと思ってしまう時に、制限しているのは誰でもない、自分のこだわりや固定観念かもしれません。

そういうものを捨てると、大切なものが見えてくるのかなと、今はそれも楽しみです。

いかがでしょうか。

今日もお読みいただきありがとうございます!





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