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災害時も観察の視点はABCD!

第106回 必修問題
災害時に最も優先して治療を行うのはどれか?
1.脱臼
2.気道熱傷
3.足関節捻挫
4.過換気症候群
                   答え・・2

災害時であろうと観察の基本は患者さんのABCDの確認から!

ABCDの確認についてはもう大丈夫?
『え!?ABCDってなんだったっけ?』
『ABCDなんて初めて聞いた!』
ってあなたは ⇓ この投稿をみてね!

ABCDのなかでもっとも緊急度が高いのは・・そう!A(気道)の異常

選択肢の中で気道の異常が起こるものは?気道熱傷ですよね!
気道の熱傷を起こすと、気道がびらん(ただれること)、発赤浮腫(むくむこと)などを起こす、、そもそも細い気道が狭まると、、気道が狭まって呼吸をすることができなくなってしまうのです!!
ちなみに気管の直径は平均で男性:18㎜/女性:15㎜ 程度

では患者さんを救命するためには・・気管挿管もしくは輪状甲状間膜切開術をする必要がある!(気管挿管などの処置についてはまた今度!)

救急ナースは救急隊からの情報を聞いて
『○○工場で火災。顔面熱傷あり、声がかすれている鼻腔・口腔にススがついている・・』このような情報が入ると、(気管挿管の可能性があるな・・挿管・人工呼吸器の準備をしておこう、気管支鏡を実施して気道の状態を確認するかな・・)こんな感じで思考を巡らせながら患者さんを受け入れる準備をしているよ!

ということでこの問題からは『気道熱傷の対応』のごく一部を学習!

プチ知識
災害時の優先順位を決める方法は『トリアージ』と言われる!
看護師になるあなたは覚えておいて損はない!
トリアージについては、また別の投稿でシェアするね!

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