真の敵は誰だ・・・!?

私は自分の執筆物に特定の”色”を出す事を好みません。

ここでいう”色”とは、政治や宗教に関わる思想、
特定の人種や疾病へ、自分の思想を当てはめる事。
と考えて頂ければと思います。


なぜこのような事を述べたかというと、
このタイトルを見た時に、犯人捜しを想像する方もいると考えたからです。


最後までこの執筆を読んでも、〇〇さんが悪い、**国が悪い。
という類の記述は一切ありませんので、ご了承ください。


あくまで考えて自らの答えを導くのは、
読んでいる皆さんである事を認識頂ければ幸いです。


コロナ禍が大々的に取り上げられるようになり、
現在(2020/4/11)では、およそ2~3週間が経過したあたりでしょうか。


緊急事態宣言も発令され、更に自宅待機や自粛は加速。
飲食店なども休業が進んでいる段階と言えます。

これらの事項について、私は特に述べる事はしません。
テレビやインターネットでは、嫌という程に見かける情報ですから。


皆さんが必要に応じて情報を取捨選択する事が重要だと思います。

今回、”コロナちょっぴり先読み日記”で取り上げる話題は、
極限環境下での生活が続いた場合に、
人間が取るであろう行動についてです。

心理的な解釈の側面を含みますので、
万人に当てはまる記述では無い事を予めご了承ください。


健康な方々であっても、この自粛ムード下での生活は多大なストレスを被ります。

家庭内暴力や家庭内不和、他人への八つ当たりなど・・・
様々なトピックが、連日ニュースなどでも報道されています。

極限環境下での、ストレスとの上手な付き合い方については記述済みです。
過去の投稿をご参照ください。


ウイルスという目には見えないモノ、先行きの不透明さ、不確実な何か、
多くの方が不安や恐怖と闘っていると思います。

不安や恐怖を払拭する為に、まず人々は一致団結を図るとされます。

支援活動や応援活動に共感をし、場合によってはボランティア活動をする人もいるでしょう。
素晴らしい事だと思います。

他者と意識を共感し、そして安堵を得る訳です。


この状況が進むと、我々人間はどのような思考に進むのでしょうか。


1つ目のパターン:

人々は精神的な救済を求めます。
現実逃避と表現する人もいるかもしれません。

藁をもすがる思い・・・。
その心理に付け込んだ、様々な商売人が食指を動かすでしょう。


〇〇という薬が効果あるかも!
✕✕が免疫を高めるのかも!
**があれば安心だ!


例えそれらに科学的根拠が無かったとしても、
人々の希望として迎合される事になります。

もちろん科学的に証明される事も多数あるでしょう。

しかし現段階でそれらに対し、
一喜一憂する事に意味があるのでしょうか。


物資の買い占め行動などで留まっている内は可愛いものですが、
一刻の精神的安寧を求めるには・・・あまりにも・・・。

2つ目のパターン:

人々は怒りの矛先を探します。

”排除の論理”という物があり、
これはイジメなどで例えられる事が多い物です。

集団が共通の相手を排除する事により、
共有意識により団結力が高まるという論理です。


コロナ禍で言うならば、人々は敵を見つけ出し、
それらに対して排除をする事によって、一致団結を図る事でしょう。


〇〇の国が悪い、✕✕の政策が悪い・・・云々、
理由は人それぞれで、何だって良い訳です。

怒りの矛先が見つかれば、そこに向かって突き進むのみ。
それが一刻の精神的安寧になるのでしょうから・・・。

2つのパターンに共通する事は、冷静さを失っていると言う点です。

一人一人がしっかりと情報を取捨選択し、
冷静になりさえすれば、しっかりとモノを見据える事は出来るはずです。

今の時点で、自分達が何をしたら良いのか、
何が出来るのかを考え、正しい対処をする事が重要です。


では冷静さを失った人間がエスカレートすると、
どのような行動に進んで行くでしょうか。

この答えは、近代史の資料を開けばすぐに見つかります。

ここでは特に引用はしませんので、各自で調べて考えて頂ければと思います。



パニックに陥った後、冷静な判断が出来なくなった人々は、
先ずデマや陽動に惑わされます。


人によっては特定の宗教や思想に救いを求めたり、
インチキな商品を礼賛、非科学的な事に金を費やす・・・
様々な形ではありますが、
心理に付け込んで跋扈する人間がいる事を忘れないでください。


デマや陽動の陰には、誰かが利する要素が含まれている。
と疑って掛かる姿勢でも良いかもしれません。

精神的に厳しい状況の今だからこそ、
冷静になり、しっかりと自分の考えを持つ事が求められると思います。

耳障りの良い誰かの意見に従う事は、
それはさぞかし心地の良い事でしょう。


しかしその結末は、大抵の場合で下らない事に帰結しています。
後世からすれば、本当にどうにもならん程度の事です。


別に〇〇人を殺害したり、✕✕国のせいにした所で、
下らない衝突が起こって疲れるだけです。

自分達の処遇や現状が変わる訳もありません。


それならば、もっとやるべき事を見据えて、
しっかりと行動をした方が得策でしょう。


腹も膨れない、つまらない思想や情報に惑わされず、
皆さん一人一人の考える力。想像する力・・・。

つまり真の敵は、自分自身の心ではないでしょうか。


fin.


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