モノの価値
メルカリ始めて利用したのは大学1年生でした。
大学受験の参考書や赤本を売るために登録しました。受験が終わるとともに参考書は不要になって、特に進研ゼミの教材はよく売れたのを覚えています。
今は当たり前にメルカリやラクマが存在していますが、4年前はインターネットでやり取りして知らない人へ送ることに抵抗や不安もありました。
今は購入する側で利用することが多いです。もはや最近は家に売るモノがないため、売りたくても売れません。
このようなフリマアプリは賛否両論ありますが、実際に利用してみてモノの価値は人によって違うんだなと当たり前なことを実感しました。
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最近のメルカリの用途は卒業論文のためです。
私のテーマはヨーロッパの文化史で、振付家を研究しています。(詳細を言うと身バレしそうなくらいマニアックな分野)
もうその振付家は亡くなっているため、史料から探るしかありません。と言っても2000年くらいまでは活躍されていて、私自身の記憶は無くとも世間的には身近で情報も多いです。
舞踊や芸術であれば当時の雑誌やパンフレットは重要な史料になります。特に当時の解釈や人気を探るのにうってつけです。
残念ながらアーカイブが残る新聞ではさほど特集されないことも多く、情報量や信憑性も含めてパンフレットや専門誌は強い史料です。
でもパンフレットって入手できないんです。
(公演ではその場で捌いてその後に販売することは殆どない)
そこで利用するのがフリマアプリです。
当時の公演や映画のパンフレットを所有している方が本当に大勢いらしゃって、しかも保存状態が綺麗……!
私からしたら、そのパンフレットを売ってしまうなんて勿体ないと思ってしまうほど。
でも、その人にとっての価値と今の私の価値は全く異なるから、売買が成立しているんですよね。当たり前なんだけど。
一時の流行りだったり記念で買ったり、優先順位が低かったり、それぞれに手放す理由はあると思います。
私自身も受験が終わり、参考書は捨てるものに変わりました。
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結局モノの価値は所有者によって変わるんだよなぁと実感。
「モノを大切にしよう」の真意は、
そのモノの価値は自分だけで決められなくて、もしかしたら宝物になるかもしれないから全てを大切にしておこうってことなのかなぁと思ったり思わなかったり。
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