2018.03.10

タイトルの日付に愛おしきバンドがまた音を鳴らし続けることを辞めてしまった。

まぁそんな経験は"また"と書いた通り一度や二度では無く、まだまだ短い人生の中でも、脱退も含めて5回とか?経験している。多分。
とは言え慣れるもんでもないし悲しみが勿論気持ちの殆どを占めているのだけれども、脱退・解散・活休のライブで演者に涙を見せられたのは初めてでどうしたら好いかわからなかった。
それを観て、だったら逆に私は笑顔で最期を見届けてやろう、って無意識に涙が溢れないように観ていた。

そのバンドは脱退やら加入やらもあり、かれこれ10年続けて、それを今日ここで終わりにするといっていた。
私はその中のほんの1年とちょっとぐらいしか知らない。
10年てめちゃくちゃ長いし、音楽を真剣に続けている事だって立派な人生だし、だからこそ終わるべき時も勿論来るのは知ってる。
続けることは難しいことだけれども、終わるにも覚悟がいるんだって事も知ってる。
長年やって来たからこその想いも勿論乗っかってこその涙なのだとも思ってる。
けれども、やっぱり、自分らの生き様で魅せてくれておいて、何で「辞めます今までありがとうございました!」と向こうから一方的に別れを告げておいて、こっちではなく貴方が泣くの?って往生際の悪いオタクは思ってしまったんだ。

そんなのはジュニア担をしていたら、松竹の定期公演や帝劇でジュニアがメインを張る公演の千穐楽でもあることで、その場合は周りが泣いてる場合の方が多いけど、本人が泣いていることもあるみたいだね。それも一緒。
初日千穐楽に入るような強いオタクじゃないので見た事もないし見たいとも思わないけど。

何にせよ世の中は諸行無常なので、始まったら終わりがあるのも解ってる。
知ってはいるのだけれども、どんなジャンルでも結局はエンターテインメントに魅せられた人間だから、悲しみを描いた作品以外での悲しい顔なんて見たくないだけなんだ、きっと。

私は我儘なオタクだから。

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出会うことが出来て心から良かったと思う。
直接その音を耳にすることが出来なくなっても、ずっと私の心の中に。

「deep deep april」flower in the vasement
https://youtu.be/8hG3tfQBCMk

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