Endless SHOCK初心者の感想文

私は今年が初観劇の、超ビギナー。
特に誰が好きとか無くても自由にお金が使えるようになった今、ジャニオタとしてEndless SHOCKは何れは履修したいと思っていた。
昨秋にチケット探していこうかとも思いはしたが、まだそこまでの熱量は無くて…というところに年明けSHOCKのお知らせが来て、先人に「連れてって!!」と懇願して2/12の回に連れていってもらいました。
先に結論を言うと、魅了され過ぎて観劇回数増やした。
実際1度目は全体像を掴むのに必死で2度目には観たいところをしっかり観て取ることが出来て良かった。

殆ど予習等はしていなかったから、普通のミュージカルを観に行くぐらいのテンションで行ったら大間違いだった。
言葉を選ばずに端的に言えば、エンターテイメントが集団リンチをかけてくるような舞台だった。
一幕終わって、トイレの列に並びながら言葉を失って呆然としていた。
観劇後は心が満たされ過ぎて、空いていた筈のお腹もいつの間にかいっぱいになっていた。

台詞は最小限。物語の中で舞台のカンパニーとして、ジャンルに一切囚われない演目を目まぐるしく行っていて、夢の中でも公演をしていたり、道端がステージだったりする。
それに因って演者の個々の演技のしがいもあるんだろうなあって感じられたし、ひとり役者が変わっただけで雰囲気も全然変わるのだろうと思った。
だからこそ観客の深読みのしがいもありそう。
こういった様々な要因によって、観客を飽きさせず現時点で1600回以上上演が出来た要因なんだろうなあと、初心者ながらもひしひしと感じたし、私もその虜になった。

全体を通して、エンターテイメントを沢山詰め込んである裏で見応えのあるヒューマンドラマが進んでいて、どの役も人間らしく欠けているという印象。

2度観劇して、ぼんやりと考えていたのが、リカ以外本人の名前が役名だからこそ、演技にその人の本質も含まれていて、好きな人に感情移入しながら観ることが出来るのだなあと。
私は光一さんのファンではないので、他のキャストに意識せずとも自然と感情移入をしながら観ていた。
光一さん(コウイチ)のファンの人だったらやっぱりユウマが悪い!って思う人も勿論居るのだろうけれども、私自身はユウマのようにコウイチに抱いているであろう怒り、劣等感、孤独やらを感じてしまった。コウイチは悪くないのは頭では解っているけれどもコウイチを憎らしく思ってしまうユウマの気持ちが少し感じられた気がした。
だからこそ優しさでコウイチと再び繋いでくれようとするコウイチを根っこから尊敬しているコシオカがしんどかった。
幼心のままのユウマだと信じきっているからこそ無垢に笑いながらHigherに誘うマツザキがとても刺さって辛かった。
それでもコウイチはいつでもユウマを観ていてくれて、そんな事をしたユウマを赦してくれるんだからなあ。
やいやい言いながらもそんなところにユウマは救われていたことに、コウイチが死ぬ前に気付けたらこんな事は起きなかったんだろうなあ。
けれどもユウマは、命を懸けてステージに立つ美しさを、消えてしまうことを知りつつも力強くステージに立ち続けるコウイチから改めて感じて、犯した過ちを抱えながらもこれからも死ぬまでステージ立ち続けるんだろうなあ。

なんてぽやぽや考えてました。

それ以外もいっぱい考えてたしぐっと来たポイントとか書きたくなるけど長くなる(十分長い)からこんなところで。
私はこんな風に考えたけれども、観る人によって感じることも多種多様になることは間違い無いし、正解なんて観客にも演者にも無いんだろうなあ、と素人ながらに思った。
それがリピートしたくなる理由なんだろうなあ。

そして今回特に担当などは居ない状態で観劇した訳だけれども、去年は正直そんなに興味が無かった松松ちゃんたちが自ユニに加入するってことで、まだ現状のTravis Japanを生で観たことがなかった私は少し緊張してるところがあった。何故かね。
けれども観劇後は、こんな私の好きな人の仲間が素敵な子達で良かったなあ、なんて思いました。
ダンスは勿論表情もきめ細やかで強くて生き生きしていて、観ていてワクワクしかさせられなかった。
早く7人揃った姿が観たいと強く思ったよ。
これからの活動も楽しみだなあ。よろしくね。

は〜楽しかったな、観に行けて本当に良かった。
来年も絶対行こうっと。

おしまいっ。

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