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クラブに戻っている(日記)

今月からまた、ちらほら友達のパーティーだったりでクラブへ遊びに行くようになりました。まったく控えていたわけではないけれど、感染ピークのころはそれなりに自制しており、ワクチン3回目と世の中の状況を踏まえて、そろそろ日常に戻ってもいいよねと思っている。

2年経ったし

周りを見回すと、実はもうけっこう前から小規模のクラブイベントはほぼ通常のペースに戻っており、積極的な音楽仲間は普通に飲んだり遊んだりしている。むしろ単にわたしが慎重でありすぎたくらい。でも、実際こうして自分と家族は感染させずにこの2年やってこれたわけで、これで良かったのだと思っています。

今の東京のクラブにおける感染対策は様々のようで、事前予約制にして人数制限を設けているところもあれば、マスクさえ着用していればほぼフリーみたいなところもある。とはいえこれこれの対策をしていたら絶対安心、なんていうこともないので、お店とお客さんの各自の判断で。

早稲田の茶箱さん

先週末行った下北沢のSPREADというハコもおもしろかった。2020年にできた新しいクラブで、この日は"MANTLE"というダーク&インダストリアル系のパーティーにKURAYAMIさんがライブセットで出るとのことで。下北沢、めちゃくちゃ久しぶりに行ったらすっかり駅前の再開発が終わっており、見違えてしまったね。

B1のコンクリ打ちっぱなしの天井高いフロアに、青と赤のストロボLEDを効果的に使った派手すぎないサイバーなライティングで、音も雰囲気も良かった。小箱~中箱くらいの規模だけど、いい場所にいいお店ができた。

オールナイトのパーティーも久々だから、何がしかの感慨があるかなとも思ったけれど、実際この歳になると(悲しいことに)一昨年も10年前も体感そんなには変わらないので、2年のブランクは感じなかった。普通に前から地続きの日常だ。何気ないことが楽しいものです。

ゴールデンカムイばかり読んでいる

今月は、暇さえあれば漫画『ゴールデンカムイ』を読んでいました。連載本誌の最終回を控えて「となりのヤングジャンプ」ほかで全話無料公開中の作品。これまたけっこう久しぶりに、人気漫画に夢中になっている。

前の同じような無料公開企画のときに100話くらいまで読んだのかな。まあご存じの通り、膨大な資料に基づいて緻密に描かれるアイヌ文化史と19世紀末の北海道を舞台にした歴史ロマンを下敷きに、隠された金塊の謎を巡るギャグ、ホラー、バトルのエンタメ全部乗せ活劇なのです。あまりのスケールに、雑誌連載ではとても広げた風呂敷を畳めるようには思えなくて、自分としてはそのうち完結したら教えてねくらいのテンションだったのが、いよいよ本当に完結するらしいというので…。

でなんか、めちゃくちゃきれいにその風呂敷を畳むんですね。ストーリー的にも、金塊事件の首謀者に迫る網走監獄がクライマックスになるのかなと思いきや、それはまだ全然前半の話で、そこからまた旅を続けながら更に主要な登場人物の過去のエピソードの掘り起こしを丹念にやって、ひとりひとりに明確な動機付けができていく。終盤はその因縁を全部丁寧に拾いながら、役割を終えたキャラは美しく散り、きちんと順を追って暗号の謎もその経緯も何もかもが明らかになって、これしかないよな、と思えるクライマックスへ登り詰めていくのです。

全314話のうち、とうとう今週木曜日に最終話の公開を残すのみとなりました。既に作品のなかで大事なテーマはほとんどすべて語り終えてしまったから、もう大傑作であることは確定していて、事ここに至ればどのように終わってくれてもいいという安心感がある。それでもなお、これまでの積み重ねから作者への信頼があるから、間違いなく最高にかっこよく終わってくれるはずだという確信めいたものもあるわけです。

このマンガ、ページをめくった次の瞬間に予想外の展開で人が死ぬみたいなこともわりとあり、北海道の大自然のなかでの命のやりとりを描くうえで欠かせない、人間も動物も皮を剥いだら血と臓物が詰まっているだけ、みたいな無慈悲なリアリズムを描写において貫いている。一方で、単に露悪的な残酷さだけではない、戦争や戦いにおいて人を殺さなければならない罪悪感と向き合うこと、それに必要な「道理」、それを避ける偽善などについて、物語の最初から最後まで一貫した主題として語り続けてもいる。そしてまた、その主題と本当にしょうもないギャグや笑いをいとも簡単に並立させる野田先生のバランス感覚がつくづく非凡だなと思う。

でもまあ、そんなことより何を置いても絵が上手い。全部が全部、描線の説得力なんですよね。映画や小説に比べても、改めて漫画の情報量ってとんでもないものがある。アニメ版も少し観たけど、結局原作漫画で100%すべて描き切っていることの語り直しなので、二度手間のように感じてしまった。

最終話を迎える準備はできている。見届けるぞ。

フィリップスのシェーバー超剃れる

あと今日書いておきたいのは最近買い替えたフィリップスのシェーバーがめちゃめちゃ剃れるという話ですね。

男の子の筆箱みたいに開くギミックがある

これまで、ブラウンの前後に動くだけの安いトリマー兼用マルチシェーバーをずっと使っていたんだけど、フィリップスのヒゲ専用トリマーを買ったことを契機に、単体シェーバーもそこそこ良いやつにしようと思って探したら、この3つの回転式ヘッドのシリーズ5000(S5444/03)というのが良さそうだった。

これがまあ、チョー剃れるのです。刃が当たるのが一方向だけではないから、何度も往復しなくてもすぐ済むし、とにかく効率がいい。もっと早く替えればよかったな。8,000円くらいでした。

シェーバーの価格もまたピンキリだから、他社のもっと高いやつと比べると深剃りができないみたいなレビューもあったけど、もう肌へのダメージも極力減らしていきたいし、朝の身支度が最速で済めば性能はほどほどでいい。上の写真みたいにパカッと開いて水洗いできるし、手入れ簡単。最近の製品は色々と良くなっているのですね。

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