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日本酒を愉しむ

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実際に飲んだ日本酒の感想などを、様々な情報を交えて紹介しています。新たな日本酒に出会う度に書いていますので、不定期更新。日本酒好きの方や日本酒に興味がある方などに読んでいただけれ…
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#ワイン

自然淘汰で醸す酒

長野のワイナリーがワインを造っていない期間に造る日本酒。それが、小布施ワイナリーの「Sogga pere et fils / ソガ・ペールエフィス」のシリーズ。生産数も限られており、人気も高く、入手困難酒の一つ。 ワイン用の瓶、栓も圧搾コルク。ぱっと見これが日本酒とは思えないだろう。もう一つの特徴としては、裏ラベルの圧倒的な能書きの量。 こちらの「Riz a Sak Naturel / リア サケ ナチュレル 生酛」は、地場の無農薬美山錦70%精米に、協会1号、2号、3

これってワイン?ってお酒

実は一口飲んでみて「うっ、これは。。。」という感じで少しの間放置していたお酒。 富久錦酒造さんが造る、最近流行りの低アルコール酒。兵庫県は加西という地域で、播州地区かな。そこそこの田舎。米作りも盛んなので、これも地場の米を使っている(キヌヒカリ)。精米歩合は70で高め。 低アルコールの日本酒というのが流行っているそうで、ここのところ、いくつか試飲していて、どれも似た感じ「残る系の酸味」があった。これも一口飲んだ時に感じた違和感が、それのキツいやつ?と感じたからだ。 とこ

オシャレな食前酒

「新種のブドウを使ったスパークリングワインなんですよ〜」とか言われたら、信じちゃう人いるかも。。 関西人の私には「新政」って、昔はあんまりピンと来なかったんだけど、それでも名前だけは知っていた。最近は戦略を変えて、特徴を押し出した日本酒をいろいろと造られて、それぞれ凝った銘柄やラベルを揃えていて、新興のワイナリーのようだ。 酒蔵由来の6号酵母を使った「No.6」。数年前にいただいて飲んだ際は、「普通に美味い酒だな〜」って感想だったけど、今では入手困難な人気酒。 そしてこ

ワインと日本酒を繋ぐ酒

「産土」と書いて、「うぶすな」と読む。そんな名前の熊本県の日本酒。 こちらも人気のお酒のようで、酒屋でも購入制限(一人何本とか)かかっていた。転売されることもあるのだろうか。 酒屋の店員に、「必ず栓が飛びます(発泡している)」と散々脅されたけど、よくある「発泡にごり」のように、開けたら吹いて半分以上無くなるってわけでもなく、シャンパンに比べれば可愛いものだ、注意して開ければ、栓さえも飛ぶようなこともなかった。 香りは穏やか、味は酸味が立って、ほのかな甘みが追いかけてくる