感謝の気持ち

ボランティアでインドの公立小学校に行った時、授業で環境について学んでいた。教室には生徒用の机や椅子はなく、みんな床に座って先生の話を聞いていた。そうか。学校に机や椅子があるって当たり前のことじゃないんだって思った。

後日別の活動で同じ学校の生徒たちと遠足に行った。はじめてのプラネタリウム鑑賞に子供たちの歓喜の声が上がり、拍手が巻き起こった。子供たちのウキウキとしている様子を見ていてなんだかうるっときた。

そういえば娘が三輪車に乗っていた頃、近所を散歩していると、大きなトラックを見て『おおきなトラック〜』ときゃっきゃと喜んでいたことを思い出す。でも何度も見かけるたびにそれは日常と化していく。

世の発展とともに豊かになり、その豊かさの中で生きていると、それが当たり前となって一つ一つのことに感謝しなくなっていく。でも、時々でいいかから自分の身の回りモノやことをじっと見つめて感謝したい。健康であること。家族が一緒にいられること。衣食住には困っていないこと。子供たちが学校に行けること。当たり前のものではなく、それらはとれも恵まれたこと。

ふと思い出したので備忘録に。

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