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セカンドハンドは先入観なしに選べる

とにかくセカンドハンドが好き

持っている服の少なくとも半分は、なんらかの形のセカンドハンドです。

中学生の頃からモード誌を読み、ファッションショーをチェックするのが趣味の一つで、デパートで手の届かない服を見るのが好きな私が、それでも実際に買い物をする場所として好きなのがリサイクルショップとフリマアプリ。

その理由は大きく3つに分かれます。

① ユニークで珍しいデザインのものが見つかる
② お財布と環境に優しい(多方面にサステナブル)
③ 先入観0で本当に好きなものが分かる

今日はそんな中でも《③先入観0で本当に好きなものが分かる》についてお話ししたいと思います。

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想像しているよりお店やブランドのイメージは強い

ファッションが好きなことを公言しているだけあって、流行にもさほど左右されずに自分の好みを服を選ぶことには自信があります。

そんな私でもお店やブランドのイメージからはなかなか自由になれません。アパレルの実店舗にとって世界観は非常に重要なポイントです。そのブランドらしい空間を作り上げている店舗は見ているだけでも楽しめます。

しかし、その素晴らしい工夫が、服自体のイメージを大きく左右することがあります。

私はリサイクルショップで気に入ったものを購入した後、決まってそのブランドを検索します。他に好みの服があるかと、お得に買えたかどうかが気になるからです。

そして多くの場合、検索して出てくるブランドに驚かされます。

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ユキヒョウコートはクールか?キュートか?

ある時、リサイクルショップで購入したのはユキヒョウ柄のフェイクファーのピーコートでした。

その服から私が想像したのは、NYのかっこいい女性がテイクアウトのコーヒーのカップとともに颯爽を道を歩いている姿です。スキニーのパンツにボリュームのあるアウターでメリハリをつけているようなイメージです。

しかし検索して出てきたのは、ミルクティー色とピンク色が画面の80%を占める甘いページでした。服自体から想像していたのとは真逆のブランドです。街でショッピングをしているとしたら、素通りタイプのお店であることに間違いはありません。

つまり、その商品自体が好みだったとして、自分なりのコーディネートを頭の中で考えられたとしても、お店のイメージが先に入ってきてしまっていたとしたら、購入どころか出会いもしなかったということです。

そして面白いことに、セカンドハンドで買ったほぼ全ての服について、それぞれのブランドのページで見ると、全く魅力的に感じないのです。服自体が好みでも、スタイリングが好みでなければその魅力は伝わりきりません。

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リサイクルショップはスタイルのるつぼ

リサイクルショップやフリマアプリに集まる服は特定のスタイルに縛られていません。プチプラブランドからハイブランドまで、スポーツウェアからフォーマルなドレスまで、それぞれのお店の基準をクリアしたものはなんでも集まります。

並べ方も服の種類とサイズくらいで、あとはありとあらゆる商品が混在しています。その中から好きな服を見つけ出すことは、本当に好きなデザインを雰囲気に捉われることなく探し出すということです。

「このお店って〇〇で私向きじゃないと思っていたけど、こんなに素敵なデザインもあるんだ」

と、まっさらな気持ちで見つけた1着は、何にも左右されずに好きでいられるはずです。

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おわりに

世界観は大好きな概念。けれどもそれに囚われすぎて見落としているものって想像しているよりたくさんある気がします。

セカンドハンド派でない方も、たまにはリサイクルショップを覗いてみてください。雰囲気もイメージもニュートラルな空間で、思いもよらない自分の《好き》に出会えるかもしれません。

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