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3・株主総会で話した内容【日本航空・全日空】(航空業界からも新幹線の空港乗り入れを推進して!)

はじめに

この記事も
私がこれまで株主総会に出席し、その質疑応答で話した内容について公開する記事です。この記事では日本の大手航空会社(JAL・ANA)の株主総会で話した内容をお伝えします。

話した内容

今回話したいのは「地方空港と基本計画線という路線を含めた整備新幹線を接続する」という形で交通機関同士の連携をしてほしい、ということです。

日本の大手航空会社の国内路線を見ると、全てとは行かなくても「東京~各地」といった「大都市と各地方」を結ぶという路線に偏っているようです。各地方同士を結ぶ路線網を充実させ、羽田や福岡など混雑している空港に路線が偏るのを是正し、全国万遍無い航空路線網を築くのが理想です。しかし、民間の企業単独では採算などの問題で難しいと思います。

そこで、今後造られていく、「基本計画線」という計画段階の路線を含めた整備新幹線の整備建設と同時にその新幹線を沿線空港に途中駅の形で乗り入れさせていくのです。

こうした上で、
●新幹線は主に中距離から長距離程度の移動
●地方航空は鉄道では遠回りだったり長距離過ぎたりするような地方同士の移動
といった棲み分けを図っていく。

このような考え方で整備新幹線と地方航空・空港が組み合わせた長距離交通体系を築き、新幹線と地方航空との相乗効果を引き出し、地方空港間の航空路線を運航しやすくする。また、ヨーロッパで行なってるという高速鉄道と航空との間で「コードシェア」を行なう交通ビジネスモデルを日本でも創っていく。

このような取り組みを、御社をはじめとする航空業界とJR各社、そして政治行政と連携・協力して整備新幹線と地方空港を組み合わせた交通体系を築いてほしいのです。

このような「交通機関の垣根を越えた連携・協力する」という考え方についてどのようにお考えになったのかを聞きたいと思います。

補足事項等

航空会社の株主総会にて鉄道(主に新幹線)の空港乗り入れを提言した背景として、以下のような想いや考えがあります。

●私自身も、鉄道のみならず、バス・船舶・航空・自家用車など、様々な交通手段を使い分けている。そのため「どの交通機関も大事だ」という意識を持つようになった
●どの交通機関も経営が厳しい
●どの交通機関も上手く接続連携活用することで交通機関全体を再生・再活用する流れになってほしい。そしてそのことによって特に最も好きな鉄道の再生・再活用の足ががりにもなってほしい

おわりに

交通機関同士の関係性として、今後も競合関係のままで行く場面や区間もあると思われます。ですがそれよりも接続・連携を重視し、全体で生き残り共存共栄を図る方向性になることを願っています。

なお、
今回お伝えした内容は概ね以下の記事と共通していると思われますので、こちらでも紹介させてください↓


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