自分の意志で何かを選択することって生きていてあまり無いように思う。今やっている事は必ず、過去何か決めたことが関係していてその惰性で今日の選択をする。だから過去と関係しない何かをやろうと選択する事は勇気がいるし新鮮だ。
19歳の時に冬休みを利用し、学校を休んで独りで1ヶ月間海外に住むという事を決めて行った事がある。当時はインターネットも発達しておらず情報も少なかった。調べようと思えば本を買えば良かったが敢えてあまり調べなかった。出発1ヶ月ほど前から日常会話を少し勉強し、日本からの目的地と日本に帰ってくる出発地を敢えて別のチケットだけ予約して行かざるを得ない状態にしてしまった。現地のホテルも予約せず、移動手段も調べずに行ってしまったので困ったけど何とか日本に帰ってきた。何でそんな行動を取れたのか時々考える事がある。
・若かったからやってみた
・自分を成長させたかった
・人とは違う事をしてみたかった
そんな理由しかこれまで思いつかなかったが、最近になって分かってきた。
それはどこに行っても人間はお腹が空くし疲れたら眠る。働いて生活して自分と同じような喜怒哀楽がある。悪い人達よりも良い人達の方がきっと多いはずだから大丈夫、そんな価値観を持っていたからだ。何を信じるかによってその人の見える世界は変わる。映る世界が違うと住む世界も変わってしまう。だから日頃から自分が何を信じているかは大切だと思う。
コロナ禍で会社経営には変化が多い。でもそれは困難だとは限らない。もしかすると何かを発見し飛躍するチャンスかもしれない。でもそう思って毎日を観察していないと何も見えないと思う。だから何を信じているかを意識する事は大事だと思う。