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エル・クラシコ観戦記その2。2020.03.01

カステリャーナ通りを北へ向かうと

ついにエスタディオ・サンティアゴ・ベルナベウ(通称=ベルナベウ、チャマルティン)が姿を現しました。

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なんとも言えないオーラと迫力。
これがあのベルナベウか。とても歴史を感じました。

既にマドリディスタ(マドリーファンの愛称)とクレ(バルサファンの愛称)だけでなく、多くのサッカーファンで賑わっていました。

とても印象的だった事は、国旗を掲げてベルナベウを背景に記念写真を撮る人達が多い所です。

世界中から多くのサッカーファンが集まるエル・クラシコならではなのかもしれません。

入場時間はキックオフの1時間15分前、キックオフは21時。Jリーグと比べればかなり遅く、国によってこのような違いがある事に面白さを感じます。

かなり時間があったのでベルナベウ周辺を散歩したり、サブウェイで時間を潰したりしていました。

キックオフ2時間程前でしょうか。
ベルナベウ南側の広場に、マドリディスタ達が決起集会?か何かで集まり始めました。

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試合2時間前のマドリディスタによる決起集会。

そしてついにベルナベウ内に入場。
入場ゲートでは手荷物検査等、かなり厳重な警備を施していた印象でした。

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今回の座席がこちら。いつもテレビやFIFAでしか見た事がなかったあの景色が目の前に、、自分がその場にいた事が信じられませんでしたね。

GKクルトワとアレオアから
マドリーの選手達が順次ウォーミングアップ開始

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バルサの選手達がアップ開始
ベルナベウがブーイングに包まれました。

https://youtu.be/qjy_GVxBers

選手紹介から選手入場まで、この方の動画がとても見やすいので是非。

首位攻防戦、しかもエル・クラシコという事で最高潮の雰囲気、もはや戦場そのもの。

マドリーの入場アンセムである"Hala Madrid y nada mas"が圧巻の一言。一生忘れない光景になりました。

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この日のメンバーは以下の通りです。

マドリー

スタート
GK ティボ・クルトワ
DF ダニエル・カルバハル
DF ラファエル・ヴァラン
DF セルヒオ・ラモス
DF マルセロ
MF カゼミーロ
MF トニ・クロース
MF フェデ・バルベルデ
MF イスコ
MF ヴィニシウス・Jr
FW カリム・ベンゼマ

サブ
アルフォンス・アレオア
ギャレス・ベイル
エデル・ミリトン
ルーカス・バスケス
マリアーノ・ディアス
フェルラン・メンディ
ルカ・モドリッチ

監督 ジヌディーヌ・ジダン

バルサ

スタート
GK マルク=アンドレ・テア・シュテーゲン
DF ネルソン・セメード
DF ジェラール・ピケ
DF サムュエル・ウムティティ
DF ジョルディ・アルバ
MF セルヒオ・ブスケツ
MF アルトゥール
MF フレンキー・デ・ヨング
FW アルトゥーロ・ビダル
FW リオネル・メッシ
FW アントワーヌ・グリーズマン

サブ
ネト
クレマン・ラングレ
セルジ・ロベルト
イバン・ラキティッチ
アレックス・コジャド
マルティン・ブレイスウェイト
アンス・ファティ

監督 キケ・セティエン

ハイライト

https://youtu.be/wOaHCSFDhW0

前半はお互いがボールを保持する展開ですしたが、バルサが攻め急がず有効なポゼッションで徐々にチャンスを増やしていきました。

ただ一流の試合は1つのプレーで流れが変わる所が醍醐味で、観ている観客も気を抜けません。バルサは何度か決定期を迎えますが、クルトワの好セーブで守り切り、前半をスコアレスで折り返します。

後半はお互いビルドアップが増えて、オープンな展開となります。

その中で流れを掴んだのは縦に速い攻撃を仕掛けたマドリーでした。
セットプレーの流れからイスコのミドルシュートやヘディング、ベンゼマのボレーなども決定期を迎えますがデア・シュテーゲンのセーブなどでゴールには至らず。
ベルナベウの雰囲気も盛り上がっていきました。
バルサは流れを変えるためにビダルに代わってブライスワイトを投入しました。
直後に裏に抜けて決定期を迎えますが、なんとか切り抜けます。

そして後半26分、ついに試合が動きます。

クロースのスルーパスで裏に抜けたヴィニシウスのシュートがピケのリフレクションでコースが変わりゴール。マドリーが先制。

喜びを爆発する選手とマドリディスタ。

その後はオープンな展開となります。

裏に抜けたメッシに対して必死の守備で守ったマルセロの希薄のプレーは痺れました。

後半アディショナルタイム、ベンゼマに代わってマリアーノが入ります。マリアーノは今季実質戦力外と言われていた選手です。

そのマリアーノがスローインからそのまま抜けてドリブルで運びそのままゴール。

試合を決定づけて喜ぶマドリー界隈。
あとでハイライトで確認したらマリアーノとカルバハルの目には涙がありました。なんと感動的な結末でしょうか。

そしてそのまま終了し、マドリーが2-0でバルサを下して再び首位に返り咲きました。

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試合後に流れたBGM"Himno del Real Madrid"で選手達への拍手に包まれるベルナベウは最高でした。試合後にクルヴァ(=応援団の中心部)に少し寄ってみましたが、お祭り騒ぎでした。


夜11時過ぎ、地下鉄でベルナベウ駅から宿に帰りました。宿の方はマドリディスタだったみたいで、言葉はあまり通じなかったですがお互いに喜びを分かち合いました。

その後はベティスに負けたマドリーですが、コロナによる中断期間後は無敗でリーグを終え、最終的にラリーガを制する事になりました。

結果的にこの試合が大きなターニングポイントになりました。

とにかく、一生忘れない時間と空間でした。是非、今後ベルナベウへ行かれる方は参考にして頂ければと思います。

現在ベルナベウは改修工事が行われており、新しく生まれ変わります。

私ももう一度死ぬまでに、新しくなるベルナベウで試合が見れる事を夢見ています。

この日から、私もマドリディスタになりました。

Hala Madrid!!

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