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自らのビジネスモデルと向き合う|ミヤラジ起業塾#10

ミヤラジ起業塾は毎週土曜日20時~FMプラプラにて放送中!

第10回はビジネスモデルを組み立てるためのレクチャーを行いました。今回は、その第10回放送のダイジェストとアーカイブ音声を公開いたします。ラジオドラマもぜひ楽しみください。

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1. ビジネスモデルについて知る

常川:
今日は、これまでやってきた自分について、また事業についての理解を組み合わせてビジネスモデルを作っていきます。前回宿題にした「誰の・どんな課題を・どうやって解決するか」を深堀りすることでビジネスモデルの最終構成単位ができあがってきます。

ビジネスモデルについての本は世の中に沢山出ていますので、そちらを読むとわかりやすいと思います。今回はおすすめの本を2冊ご紹介します。

「ビジネスモデル2.0図鑑」近藤哲朗 氏
世の中にあるビジネスを解説し、図解している本です。図鑑なので、誰がお金を払ってくれてそれをどうやって提供しているのか、届けているのか、という部分をビジュアルで理解することができます。図の方が流れを追えるため、眺めながらビジネスモデルを理解するのに良いと思います。
「起業の科学」田所 雅之 氏
ちょっと前のスタートアップのサービスに関して解説している本です。例えばUber。日本だとUber Eatsというデリバリーのサービスですが、元々はタクシーのように自家用車を活用した配車サービス。そのビジネスモデルなどの解説があります。また、日本のサービスの価格.comのように、バラバラな情報を集約するサービスがなぜ成り立つかなどについても、この本で紹介されています。色々なビジネスのケースが記載されている本です。ぜひ、この本でビジネスの事例を見てみてください。

2. ビジネスモデルを組み立てる

常川:
ビジネスモデルを組み立てるためには、事業の概要、市場や競合、顧客像、顧客のニーズ、提供内容、収益モデルの6つを考える必要があります。

常川:
顧客像は、「ペルソナ」ともよく呼ばれます。ペルソナをつくるために「自分のお客様ってこういう人だよね」というイメージを妄想して、固めていきます。

例えば、忙しい方のために家事を軽減してあげる場合は、「家事を減らしたい人ってどういう人だろう」と考えて、「子育てしながら家事をするのが大変な主婦」や「1人暮らしのOLさん」などをイメージします。そうすることで自分が考えるお客様の近しいイメージを紐解くことができます。それが顧客像です。「年収は500万くらい」や「年齢は30~35歳くらい」など、イメージはできるだけ詳しく書いていきます。

顧客のニーズはその顧客像が求めていることです。そのため、顧客のニーズを考える際は、顧客はなにを求めているんだろうかということを、ユーザーの気持ちになって考えていきます。

先ほどの例を使うと、顧客像が求めていることとして、「時短」が挙げられます。食事に関しての時短方法は、買う場合、外食やコンビニがあります。自分で料理する場合は、調理の過程を時短できる器具がありますね。「1人暮らしのOLさん」は外食やコンビニを利用した「時短」を求めているかもしれませんし「子育てしながら家事をするのが大変な主婦」は調理の過程を時短できる器具を使った「時短」を求めているかもしれません。モヤっと考えるだけでなく、顧客像にあった顧客のニーズを書き出し、解像度をあげていきます。

次は、顧客像、顧客のニーズの先に市場があるかを確認します。市場があるかないかの判断が難しいと思ったら競合のサービスがすでにあるかを確認します。

例えば、市場の場合は「コンビニでお弁当が売れているのは年間どれくらいだろうか」などを統計で調べていきます。そこで市場規模を調べます。競合の場合は同じような商品・サービスを提供する他の会社の商品・サービスを調べていきます。

次は、提供内容です。Uber Eatsを例で挙げると、届けるということも価値になりますし、代わりにつくってあげるというのも価値です。このように、価値が出せることを提供価値、提供内容と言います

最後に、収益モデル「この商売いくら儲かるのか」「自分はいくらの値段を設定すればいいのか」を考えていきます。経費を引いて、提供する内容に応じた金額設定を行います。

以上の6つが揃うとビジネスモデルになるということなんですね。

今回のワーク✍
自分の考える事業におけるビジネスモデルの構成要素を書き出す

-キーワード-
事業の概要、顧客像、顧客のニーズ、市場や競合、提供内容、収益モデル

3. 【第2回】ラジオドラマ「Startup GIG(スタートアップ・ギグ) 〜what a wonderful world.」

◇ダイジェスト◇
宇都宮から電車に揺られること2時間。西日暮里駅に到着した今泉と桜。今日は、サークル初の展示会。会場まで急ぎ足で向かう途中、ベビーカーに赤ちゃんを乗せ、エレベーターを探す女性に声を掛けられる。その後、無事に会場に着いた2人は、ブース出展中、先ほどの女性と再会する。起業したいと話す彼女だったが、起業にあたりある悩みを抱えていた。

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▼第10回の放送はこちらからご視聴できます

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