見出し画像

【キンコン西野から全国の書店員さんへ】

このnoteは2020年12月22日のvoicyの音源、『西野亮廣ブログ』の内容をもとに作成したものです。
voicyの提供:西野さんの講演を市内全中学生7000名に聞いてもらいたい神主さいとうこうへい さん

どうも。キングコングの西野亮廣です。

お笑い芸人をしたり、絵本作家をしたり、国内最大のオンラインサロン『西野亮廣エンタメ研究所』の運営をしたりしております。

本題に入る前に近況報告を二つさせてください。

現在、大阪(心斎橋)、名古屋(栄)、そして北海道(札幌)のHMVミュージアムで開催中の『えんとつ町のプペルができるまで展』ですが、より深く楽しんでいただく為に、Voicyの方に【音声ガイド】をあげさせていただきました。


【大阪】
https://voicy.jp/channel/941/115163

【栄】
https://voicy.jp/channel/941/115167

【札幌】
https://voicy.jp/channel/941/115568


やっぱり僕の自慢はスタッフで、誰が何と言おうと、『えんとつ町のプペル』は彼らのうち一人でも欠けていたら生まれませんでした。

なので、彼らの仕事にスポットがあたった今回の個展が僕は本当に大好きで、その魅力を少しでも補完できればイイなぁと思って「この時は、こういうことがあったんですよ〜」という思い出話をたらたらと喋る【音声ガイド】をアップさせていただきました。

もちろん、「そんなの要らないよ」という方は西野の声なんぞは全然無視していただいてもイイですし、「西野の音声ガイドを聴きながら回ろうかなぁ」という方は、Voicyを再生しながら回ってみてください。

「心斎橋」「栄」「札幌」バーションをそれぞれ録音させていただきました。

『えんとつ町のプペルができるまで展』は、このあとも東京、仙台、福岡で開催されます。
チケットは公式ホームページからお買い求めください。

(こちら↓)

そして、二つ目です。

これは、観に行ける距離にいらっしゃる方は、是非、足を運んでいただきたいのですが、六本木ヒルズに「メトロハット」という建物があるのはご存知ですかね?

ハットの形をした超巨大な「六本木ヒルズの玄関口」です。

ここはいつもJALとか東芝といった一流企業や、ハイブランドの巨大広告がドーンと出ているのですが、今回、ここに『映画 えんとつ町のプペル』の広告を出させていただくことになりまして、昨日の深夜、夜通しで作業が行われて、現在、六本木ヒルズのメトロハットが『映画 えんとつ町のプペル』一色になっております。

スクリーンショット 2020-12-31 12.11.52

これが泣ける話なのですが、こちらの広告は映画の制作費から出たわけではなくて、ウチのスタッフの田村Pと、あと、YouTube講演家の鴨頭さんの自腹なんです。

スクリーンショット 2020-12-31 12.12.27

彼らがそれぞれクラウドファンディングを立ち上げて、リターンで講演会などをやってくれて、そのお金で六本木のど真ん中に超巨大広告を出してくれたんです。

広告をプレゼントしてくれた形です。

この他にも『映画 えんとつ町のプペル』は本当にたくさんの方が「自分なりの宣伝」をしてくださっていて、もう何と申し上げればいいのやら。何をお返しすればいいのやら。

ただ感謝しかありません。

スクリーンショット 2020-12-31 12.12.59

六本木ヒルズでは、まもなく『えんとつ町のプペル 光る絵本展(入場無料)』が始まりますので、クリスマス前後は六本木ヒルズをジャックする形となります。

お仕事なので近くに寄られた際は、是非、覗いてみてください。

宜しくお願いします。

スクリーンショット 2020-12-31 12.13.24

そんなこんなで本題です。

映画『えんとつ町のプペル』の公開まで【あと3日】と迫りました。

弱小映画でありながらも、本当に皆様のおかげで盛り上がってきていまして…昨日なんかはYouTubeの急上昇動画TOP10のうちの5本が『えんとつ町のプペル』関連の動画だったみたいで、本当にありがとうございます。

先輩芸人とか、テレビのスタッフさんとかも「応援するよ」と言ってくださって、そういった枠を用意してくださって、ここでも本当に感謝しかないのですが、それに加えて、今、全国の書店さんが結構大々的にキングコング西野亮廣のコーナーを作ってくださっていて…今日は、そんな全国の書店さん、書店員さんにお伝えしたい気持ちがあります。

スクリーンショット 2020-12-31 12.14.00

本当は一軒一軒まわって、お礼をしなくちゃいけないのですが……映画公開前で、どうにもこうにも時間が作ることが難しいので、申し訳ないですが、この場で、お伝えします。

僕がテレビから軸足を抜いたのは、もう何年も前になります。
ここは挑戦する人間を認めない国で、当時は本当に酷いバッシングを浴びました。

メディアが旗を振ったもんですから、国民も見事に洗脳されてしまって、「なんかよく分からないけど、叩いておこう」「西野がやっていることが何かは知らないけれど、詐欺か宗教みたいなことをしているに違いない。叩いておこう」といった感じで、明確な理由のないバッシングが、何年も続いたんです。

芸人が絵本を描いて何がダメなんですか?
 
芸人が、ひな段以外の場所にエンタメの可能性を見出して何がダメなんですか?
 
芸人が誰もやったことがない挑戦をして、何がダメなんですか?
 
それによって、誰に、どんな迷惑がかかるんですか?

……今、この質問に答えられる日本人は多分いないと思います。


当時、僕はずっとそんな気持ちでいて、内容を理解する前に脊髄反射的に挑戦者を叩いてしまう日本人に対して疑問を抱いていた。
そして同時に、居場所の無さを覚えていました。

僕が本を出すようになったのはその頃で、「手にとってもらえてるだろうか?」と心配になって、書店に足を運んだ時に、僕の本の前に書店員さんの手書きのポップがあったんですね。

「オススメです!」と書かれたポップです。

本屋さんには毎日たくさんの本が入荷されるわけじゃないですか。
そんな中、目を通してくださって、手書きのポップを作ってくださって…それを見た時に僕は本当に救われたんですね。

お客さんからすると、本屋さんのポップは、本屋さんの日常の景色かもしれませんが、書き手からすると、あれは「受けとめましたよ」というメッセージを含んでいて、居場所がなかった僕にとって、それは本当に大きな拠り所になったんです。


コンスタントに本を書いて、本屋さんに足を運んでくださるお客様を一人でも増やすことが僕が本屋さんいできる唯一の恩返しかなぁと思って、それこそオンラインサロンでメルマガとして文章を販売するようになった今もこうして本を出させてもらっているのですが……それでも僕はあの日の恩を本屋さんにまだまだ返せていません。

そんな中、映画公開のこのタイミングで、大々的にコーナーを設けてくださって、また借りを作っちゃったなぁと思っております。

この恩は、映画が一段落すれば、必ずお返しします。


いつも本当にありがとうございます。
これからも末長く宜しくお願いします。


▼西野亮廣の最新のエンタメビジネスに関する記事(1記事=2000~3000文字)が毎朝読めるのはオンラインサロン(ほぼメルマガ)はコチラ↓

▼Instagram版はコチラ↓

━━━
2020年12月25日公開!
映画『えんとつ町のプペル』

▼オンラインムビチケ(特典付き)の購入はこちら↓

【※企業様向け】映画『えんとつ町のプペル』のチケット協賛はコチラから↓
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSemTsUULLSQV_DqIoM2FUI48MTprtzLahVsAhNat9A9yuvz8Q/viewform

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?