【キンコン西野】「聞く力」はどこから生まれるのか

このnoteは2021年2月23日のvoicyの音源、『西野亮廣ブログ』の内容をもとに作成したものです。
voicyの提供:西野さんにヌードをみてもらいたいひろみー さん

どうも。キングコングの西野亮廣です。

お笑い芸人をしたり、絵本作家をしたり、国内最大のオンラインサロン『西野亮廣エンタメ研究所』の運営をしたりしております。

本題に入る前にお知らせをさせてください。

昨日もお伝えしましたが、今週金曜日(2月26日)から、沖縄・宮古島にある島唯一の映画館「よしもと南の島 パニパニシネマ」にて、『映画 えんとつ町のプペル』の上映がスタートします。

こちらは地元有志の「♯宮古島プペルまつり実行委員会」の皆様が動いてくださって、上映まで漕ぎつけることができました。本当に感謝しています。

きっと、中には、映画館で映画自体を観たことがない子もいると思うので、そういう子達にも届くといいなぁと思っております。

映画館の音量で、映画館次第だったりするのですが、プペルは是非、大きな音で上映していただけると嬉しいです。

宮古島にご家族やお友達がいらっしゃる方は是非、ご連絡していただけると、西野が犬のように喜びます。
宜しくお願いいたします。

あともう一つ。

これも、映画公開のお知らせなのですが、4月1日に台湾で『映画 えんとつ町のプペル』が公開されます。

ありがたいことに、『映画 えんとつ町のプペル』は世界40の配給会社からオファーをいただいておりまして、ただ、コロナのこの時期ですから、「そこは状況を見ながら進めましょう」という話になっています。

つまり、急いで公開していくつもりはありません。

ただ、コロナが落ち着いていた台湾とかは、どんどんやっていこうという話になっておりまして、まずは台湾から公開させていただくこととなりました。

海外での映画公開は、なにぶん勝手が分からないことだらけで、僕ら自身、探り探りやっておりますが、もし、お友達や家族やお知り合いに台湾の方がいらっしゃったら、「こんな映画をやるよ〜」とお知らせいただけると嬉しいです。

とにかく明るいニュースを届けられるように頑張ります。

そんなこんなで本題です。

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昨日、アップされましたが、先日、手越祐也さんと対談させていただきました。
手越さんのYouTubeチャンネルにアップされているので、是非、ご覧いただきたいんですが……

もうね、手越さん、最高っ!

本当に。

僕、手越さんとは初対面だったんですけども、とにかく聞き上手だから、初対面の際に発生しがちな壁が全然無いんです。

気づいたら懐に入らせてもらっていたのか、入られていたのか、いずれにせよ、前から知りたいだったぐらいの感じで話が進んでいるんです。

こんなことを言ったら、手越さんのファンにも、師匠にも怒られますが、手越祐也という人は「イケメンの鶴瓶師匠」です。

鶴瓶師匠も気がついたら、その場を同窓会ぐらいの雰囲気にする能力をお持ちですが、手越さんは、加えて「イケメン」なので、もう鶴瓶師匠は完敗です。手越に完敗です。

ちなみに、一昨日、鶴瓶師匠のラジオ『ヤングタウン』に出させていただいて、そこで、昔話をあれやこれやと話させていただいているので、是非、聴いてみてください。

鶴瓶師匠も本当に最高です!!!

……で、手越さんですよ。

もうプレイヤーとして一流なのは皆さんの知るところですが、やっぱりあらためて「MCとして」凄いなぁと思ったのは、「興味を持つことにキチンと時間を割く」というところですね。

ちょっと変な日本語なので説明させていただきますと、やっぱり、「対談」「インタビュー」の際のMC、インタビュアー側が、ゲストに対して興味を持っていないと、結果的に「一問一答」みたいになっちゃうんです。

「質問して、答えて、質問して、答えて」という感じで作業的な感じになって、全然、掛け算になっていかないんです。

質問に答えている側も「興味を持たれているか、それとも、仕事としてやっているのか?」ぐらいは分かるから、仕事としてやっている人に対して、「1聞かれて、3返そう」とはなかなか思えないんですね。

これはサービス精神ウンヌンの話ではなくて、「自分に対して興味を持っていない相手に自分の話をするのは申し訳ない」という気持ちが働いてしまう。

なので、話の聞き役になる人は「相手に興味を持つ」というのは、すっごく大事で、それは、ボケやツッコミの技術以上に大事なんです。

僕は幸か不幸かマグレでスピード出世させていただいて、1年目の頃から番組MCをさせていただいたんですけど、毎回収録に向かう移動時間を使って、ゲストの方のブログを読み倒して、ラジオを聴き倒したんです。

で、そうして収録に臨むわけですが、やっぱり1年目の芸人なので、うまくリアクションできなかったりするんです。

たしかに下手くそではあるのですが、ただ、その頃にはゲストの方に興味を持っているので、質問やリアクションに体温がのっていて、自分でいうのもアレですが、少々のツッコミ間違いなんて気にならない。

自分なんかは技術も才能もありませんから、「相手に興味を持つ」というだけでどうにかこうにか乗り越えてきたのですが、しかし、ぶっちゃけた話、興味を持つのって、そこそこ大変なんです。

相手のことを調べたら自然と興味は沸くのですが、調べるにはそれなりに時間を食うから。

そこにきて手越さんなんて、お忙しい方じゃないですか。

事務所を独立されて、すべて御自身でハンドリングされて、チームの皆と会議を重ねながら、YouTubeの企画立案撮影までをされている。

そのスケジュールの中で、興味を持つ為の時間を割くのって、サラッとやられてますが、すごいことですよ。

いや、もちろん「卵が先か、鶏が先か?」みたいな話で、「ハナから興味があったから、もっと調べてみた」というパターンもあるかもしれませんが、それにしても、「もっと調べる」ことに時間を割いているのは本当にすごい。

これはプレゼントとかと同じで、そこにかけてくれた時間が透けて見えた時って、すごく嬉しいじゃないですか。
あの人は、女子には勿論、男子にもモテるよー。

そして、今、話していることって、タレントさんだけに必要なスキル(努力)ではなくて、一般社会でも今、メチャクチャ求められていることだと思います。

少し踏み込んだ話をすると、インターネットで情報や技術が共有されて、商品・サービスのクオリティーに差を生みづらくなった今、コミュニティーや

コミュニケーション能力は超大事で、その時、「相手に興味を持つ」という努力はすっごくすっごく大事だと思います。

僕、ジャニーズの友達って、昔から、堂本剛しかいなくて、仕事の踏み込んだ話をするのは彼ぐらいなんですね。

でも、今回御一緒させていただいて、なんか手越さんともそういう話をしたいし、一緒に作品を作りたくなっちゃってます。
もう、メロメロです。

でも、こういうことですよね。
「興味を持つ努力」をされたことがキッカケで、一緒に仕事をしたくなっている。

とにかく、すっごい学びの多いの動画になっているので、是非、ビジネスマンの方に観ていただきたいです。


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