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キンコン西野の今

このnoteは2020年11月4日のvoicyの音源、『西野亮廣ブログ』の内容をもとに作成したものです。
voicyの提供:毎朝地を吹き出すほどの努力を見せつけておいて素敵な1日をお過ごし下さいと言われるの正直きついって思うほしのまあくん さん

どうも。キングコングの西野亮廣です。

お笑い芸人をしたり、絵本作家をしたり、国内最大のオンラインサロン『西野亮廣エンタメ研究所』の運営をしたりしております。

今日は、
「キンコン西野の今」
というテーマでお話しします。

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昨日の夜は大阪・道頓堀でサロンメンバーさんとの呑み会がありました。

映画公開前の呑み会が「ただの呑み会」なわけがなく、まぁ、お察しの通り、映画『えんとつ町のプペル』の決起集会ですね。
「映画公開に合わせて、大阪・道頓堀も盛り上げちゃおう」といった趣旨です。

今日は映画のエンディング主題歌の収録があって、それが終われば、また、一人でも多くの方に映画館に足を運んでもらう為の準備です。
ナンジャカンジャで明日の朝まで仕事。

作っては、空き時間を見つけて広報活動。
作っては、空き時間を見つけて広報活動。
賽の河原のように、最近は、この繰り返しです。

たとえば、学校のテストとかなら、テスト勉強をしていたら、今度のテストのおおよその点数が分かるじゃないですか?
 
実は、M-1グランプリとかも、今年の自分達が、どのあたりに食い込むかは、もう夏頃には、大体わかるんです。
各劇場でネタをかけて、そのウケと、ライバル達のウケを見ているので。

書籍も、メガヒットするかどうかは分からないですが、5万部売れたらヒット、絵本だったら5000部売れたらヒットという世界なので、発売前の段階で、自分の新刊が合格ラインを越すかどうかは、おおよそ想像がつく。
クラウドファンディングで予約をとったり、事前に仕掛けていれば、尚のこと。

ただ、映画ばっかりは、蓋を開けてみないと分からない。
 
『えんとつ町のプペル』は作品の規模感としては、50万人動員では大失敗のレベルなんです。

週末も名古屋が入っていますが、今、全国を飛び回って、本当に毎日のように、映画館に足を運んでもらう為の活動をしていますが、個人でいくらやっても、50万人とかは届かないじゃないですか?

力技で届く領域じゃないくて、力技は上手くいっても起爆剤でしかなくて、今回の挑戦は明らかにムーブメントを起こさないといけない。

そのくせ、僕は何百人というスタッフの生活と、オンラインサロンだけでも、少なくとも7万人以上の期待を背負ってしまっている。

何もしなかったら恐怖で潰れそうだから、「あとは何ができる?」と自問自答して、やれる努力を片っ端からやるのですが、結局、どれだけやっても不安を拭い去ることはできない。

そりゃあ、まあ、気持ちが落ち着くことはないし、
少しでも油断するとハゲそうだし、
「また、厄介なところに首を突っ込んじゃったなぁ」と思うのですが、

こうして死にそうな目に遭わないと、生きていることが確認できない身体になってしまっているのは事実で、もう、昔みたいな暮らしに戻る方法はすっかり忘れてしまいました。 

僕にもあったんです。朝起きて、テレビを見ていた時代が。
今はもう「他人の思い出」みたいになっていますが。


でも、最近……これは完全に棚ボタなんですけど、やたら「ありがとうございます」と言われるんです。

こうして次から次へと無理難題にぶつかっていく姿が、励みになっているみたいで、いや、そりゃ、多少はエールのつもりでやっている部分もありますが、おそらく、誰のエールにもなっていなくても僕は今の道を選んでいるので、「誰かの為にやっています」とは言い切れない。だから、「ありがとうございます」と言われると、少し、モゾモゾしてしまいます(笑)

今、映画公開に向けて「ゴミ人間」というそこそこ人気の連載コラムをやっておりまして、是非、ご一読いただきたいのですが、

一昨日、『えんとつ町のプペル』の誕生に深く関わったスタッフの話を書いたんです。

(こちら↓)

その子は、もうこの世界にはいないのですが、僕が日本中から叩かれている時でも、構わず僕を信じてくれていた子で、先日、ET-KINGのイトキンさんの話をさせていただきましたが、それと同じ理由で、『えんとつ町のプペル』という作品を作り、届けることが、彼女やイトキンさんのことを忘れさせないことに繋がってます。


何が言いたいかと言うと……

多くのスタッフや、
7万人を超えるサロンメンバーや、
「ありがとう」と言ってくれる人達や、
天国に逝っちゃったスタッフやイトキンさんや、
そのご家族の皆様や、その仲間の皆様…

本当にたくさんの方の想いが今回の挑戦には乗っかっていて、ちょっとやそっとでは白旗をあげるわけにはいかなくなっていて、
「ああ、こういうものを背負った時に人は強くなるんだなぁ」と実感しています。

ありがとうございます。

まぁ、なかなか眠れない人が続きますが、「今、頑張らなくて、いつ頑張るんだ」という話なので、映画公開まで後50日間ほど、走り抜けたいと思います。

見届けていただけると幸いです。

今日は「キンコン西野の今」について、お話しさせていただきました。

それでは、素敵な1日をお過ごしください。西野亮廣でした。


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2020年12月25日公開!
映画『えんとつ町のプペル』

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▼上映館はこちら

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