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【キンコン西野】何かを始めさせる時は『言い訳』を作ってあげるとイイよね

このnoteは2021年4月1日のvoicyの音源、『西野亮廣ブログ』の内容をもとに作成したものです。
voicyの提供:働く大人が輝く社会を作る《飲食と障がい福祉の革命家》石橋健志 さん

どうも。キングコングの西野亮廣です。

お笑い芸人をしたり、絵本作家をしたり、国内最大のオンラインサロン『西野亮廣エンタメ研究所』の運営をしたりしております。


本題に入る前にご報告させてください。

4月19日に開催するオンライン講演会『【教えて西野先生!】親子で学ぶ!とっても大切なお金の話』の受講者数が【4000名】を突破しました。

ありがとうございます。

なんか、すごい人気者みたいな感じですが…もちろんコレは僕の人気などではなく、今、このテーマに本当に関心が集まっているのだと思います。

最近は「自分の身と、子供達の身は、自分達で守っていかなくちゃいけない」ということに、これまで以上に意識が向き始めている感じがしていて、すごくイイ流れだと思います。
僕も真面目にお話ししたいと思います。

オンライン講演会『【教えて西野先生!】親子で学ぶ!とっても大切なお金の話』のチケットは800円。
参加ご希望の方は『CHIMNEY TOWN BASE』で検索してみてください。

そして、もう一点。

本日4月1日から台湾で『映画 えんとつ町のプペル』が公開されます。

一昨日、先行上映がありまして、本当にたくさんの方にお越しいただき、大きな反響がありました。

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なにぶん、勝手の分からない海外上映なのですが、いろんな方に支えられて、こうして前に進んでおります。

今回の公開にご尽力くださった全ての方に心から感謝します。

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もし、台湾にお知り合いがいらっしゃったら、「今日からプペルが始まるよ」ということをお伝えいただけると嬉しいです。

日本でも、まだまだ上映してくださっている劇場があるので、上映終了する前に、是非、劇場に足をお運びください。

よろしくお願いします。

そんなこんなで本題です。

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ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、僕はYouTubeのメンバーシップ(月額590円)で、月に2回、『スナック西野』という番組を配信しているんですね。

業界の第一線で活躍している友達を自宅に招いて、ただただ飲んで語るだけの番組です。

こう聞くと、すっごくダラシナイ内容っぽいのですが(まぁ、ダラシナイのですが)、ただ、友達との呑み会の会話が一番〝速い〟んです。

まだ、情報のリリースもしていない、記事にもしていない、本にもしていない、「次に、こんなことをやろうと思っている」という話なので、ここが未来の一丁目一番地なんですね。

 スナックで話していて、ついつい盛り上がって、「いいね、それ、やろう!」で始まって、そのまま作り上げて、リリースして、今、皆様のお手元に届いているプロジェクトって結構あるんです。

だから、スナックは個人的には大好きな場所で、多くの方が持たれているスナックのイメージとちょっと違っていたりします。

その『スナック西野』に来てくれるお友達は、基本、「世界戦にうって出ている(もしくは、これから出ようとしている)」ということがドレスコードになっている人ばかりで、「そちらは、どうやって世界を崩していくの?」という話になるので、僕は大好物なんですね。

場合によっちゃ、自分にも転用できるかもしれないし、場合によっちゃ同じところで躓いていることもある。

そういうのがイチイチ楽しいんです。

でも、そんな会話をする人は稀で、ほとんどの人は世界戦を見越して活動なんてしてないじゃないですか?

それ自体は悪いことでも何でもないのですが、しかし、時々、「俺たちに関係ない話だし」という空気がメチャクチャ刺さる時があるんです。

「海外とか興味ないの?」と聞こうものなら、半端なく空回る。

なんか一人で熱くなっている感じになっちゃう。

そこで、どこか寂しい気持ちになって(あるいは、寂しい気持ちにさせてしまって)、「ああ、やっぱ上手く馴染めないなぁ」と思い始めた頃に、2週に一度の『スナック西野』の収録がやってきて、自分と同じようなものを背負っている友人に救われる…というサイクルです。

『スナック西野』は僕にとっては癒し空間で、彼らと友達でいようと思ったら、彼らと同じスピードで走ってなきゃいけないので、背筋が伸びる。

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僕が前のめりでやれているYouTubeは、この『スナック西野』ぐらい。

あとは、仕事中の息抜きとしての「深夜の突然の生配信」ですね。
仕事でも何でもなくて、ただ、視聴者さんのコメントをダラダラ読んでいるだけです。

僕は、作らなきゃいけないものをたくさん抱えているので、どうしてもYouTubeには時間を割けないんです。

「まぁ、キングコングで一本やってるし、いいか」ぐらいに思っていたのですが…ここに来て、少し変化がありました。


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▼スパチャ
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生配信をしていると、「なんでスパチャしないんですか?」とメチャクチャ言われるんです。
スパチャというのは「スーパーチャット」…いわゆる投げ銭のことですね。

お客さんの中には「スパチャしたい」という方が一定数いるんですね。

僕としては、それをしちゃうと「仕事の息抜き」でやっている生配信が「仕事」みたいになりそうで嫌だったのと、いただいたお金の使い道が特に見当たらないので、「いつか、気が向いたらやります」とノラリクラリかわしていたんです。

でも先日、「スパチャの利益を自分が受け取るのが嫌なのであれば、寄付してみては?」というコメントをいただいて、「おお!それだ!」と思ったんです。

で、さっそく昨日。

僕は国内外の子供達に絵本を寄付する活動をしているので、その延長で、「スパチャの利益を全額、絵本寄付にまわす」というルールを決めて、スパチャをやってみたところ……これが楽しくて楽しくて(笑)。

喋っていたら、視聴者さんが「200円」とか「300円」とかを入れてくださって、それが10件ほどたまれば「ああ、これで子供に絵本を一冊プレゼントできる」と思うわけですね。

「自分の懐に入る訳ではなく、どこかの子供達に使われる」と思えることで、スパチャに対する抵抗がまったく無い。

子供達にプレゼントする絵本は『えんとつ町のプペル』なので、完全ボランティアではなく、僅かではありますが、間接的に僕にもメリットはあるのですが、その程度のメリットがちょうどいいのだと思います。

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生配信は皆さんからの相談に答えていくだけのいたってシンプルな内容で、昨日は1時間だけやるつもりだったのですが、なんか楽しくなっちゃって、ズルズルと1時間40分ほどやってしまって……キチンと、その後の仕事に支障をきたしました。

自分が気持ち良くなっているくせに、「誰かの為にやっている」という言い訳があるもんだから、ズルズルとやっちゃう。

当然、スパチャの収益はgoogleさんと配分することになるのですが、たぶん、昨日の配信で、子供達に絵本を25冊ぐらいプレゼントできるハズなんです。

視聴者さんからの相談にのって、「いい人」みたいに思われるし、個人的には頭の体操にもなるし、おまけに子供達の支援もできて…なんだかイイことづくしで、ちょっとYouTubeにハマりそうです。

たぶん、今夜もやります(笑)

仕事があるので、今夜こそはキチンと1時間で区切ります。

このことから学んだのは、「誰かの為」って、すごい便利な言い訳(後押し)だということですね。

あれだけノリ気じゃなかったのに、「子供の為」という言い訳が用意された瞬間に尻尾をブンブン振っている(笑)

今後もし、友人に「こんなことをしたらいいんじゃない?」とススメる時に、その友人が「いやぁ…」と乗り気じゃなかったら、「いやいや、お前のことはどうでもよくて、お前がそれをやると○○さんが救われるから」という言い訳を作ってあげようと思いました。

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