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あなたにできることbyキンコン西野

このnoteは2020年3月30日のvoicyの内容を文字起こししたものです。
voicyの提供:江島 直子 さん

どうも。キングコングの西野亮廣です。

お笑い芸人をしたり、絵本作家をしたり、国内最大のオンラインサロン『西野亮廣エンタメ研究所』の運営をしたりしております。

今日はですね、
「あなたにできること」
というテーマでお話したいと思います。

今朝はまず、voicyのコメント欄に届いたコメントにお答えしたいと思います。

ゆいさんという方です。読み上げます。

西野さんのvoicy、オンラインサロンの投稿を毎日拝見させていただいております。

私はキャバクラで働いています。
キャバクラで働いている人はお店が2週間休みになった場合、どう切り抜けたらいいでしょうか。

私が提供している価値は、時間だと思うのですが、お店が休みになったときに、自分でお客様へどう提供すればよいでしょうか。

アドバイスをいただけると幸いです。

ゆいさんコメントありがとうございます。

今、コロナの影響で同じような悩みを抱えられている方が少なくないと思いますが、ゆいさんの問題に関しては、かなりイージーだと思っています。

zoomとかskypeとか、オンライン会議のアプリでオンラインでサシ飲みすればいいと思っています。

年齢確認をした上で、BASEなどのオンラインショップで1時間5000円とかで売って。

もちろん、このアプリを利用する前には利用規約をきちんと読んで下さい。

アプリによっては、そういう使い方しないでねって書いてあったりもするので。

まあ、似たようなものはたくさんあるので、代替できると思います。

オンラインで、タイプの女の子と自宅でサシ飲みできるのであれば、僕みたいなやつは、すぐに食いつきます。

リアルな話をすると、それがゆくゆくはコロナが治ってから、オフライン、実店舗来店に繋がると思います。1時間も話し込んだら会いたくなるので。

営業メールをひたすらするよりも、よっぽど効果的な集客だと思います。

その際気を付けた方がいいのは、オンラインショップの商品ページに盛っていない写真を使うことですね。

「明らかに盛っているな」という写真には男は食いつかないので。

というわけで頑張って下さい。

いつもサロンの記事を読んでくださって、どうもありがとうございます。

キングコング西野からのお願い

さあというわけで、今日のテーマについてお話したいと思います。

先に言っておくと、ご自身のビジネスに使えるノウハウのような内容ではありません。

僕ら、オンラインサロンを運営している『株式会社NISHINO』という会社は、コロナの被害にあわれたオンラインサロメンバーさんの応援を連日やらせていただいています。

ここ数日はオンラインサロンの記事もだいたい、3日にいっぺんか、2日にいっぺんぐらいは、そんな内容です。

そしてその応援は、「一緒に頑張りましょう」というようなエールを送るとか、そういったことではなくて、具体的にはお金です。

生きていくためのお金の調達をお手伝いさせていただいています。

株式会社NISHINOからお金を出す場合もあれば、お金を出したい人、支援が必要な人とのマッチングサイトを立ち上げることもあれば、「この状況ならこういうふうにハンドルを切れば店を守れるよ」といった売上に直結するコンサルなどなど。

最近はそんなことを毎日続けています。

実際に、生活費を支援させていただいております。

で、このラジオをお聴きの方やサロンメンバーさんとかは、その動きをゼロ距離で見ているから余計に強く思うかもしれないのですが、

目の前で人助けが行われていたら、きっと中には、何もできない自分に矢印を向いちゃう人いると思うんですね。

でも、それは役割分担だと思っています。

サロンの投稿を見て、経営者や意思決定者は「これをうちの会社でも導入しよう」「このやり方をうちでもちょっと提供してみよう」っていうアクションを起こせると思うのですが、みんながみんな、それができるわけじゃないじゃないですか。

キングコング西野には影響力というものがあって、これはもう20年間、ちょっとずつちょっとずつ積み立てたものですよ。

昨日今日で手に入ったものではないのですが、20年間それなりに頑張って、どうにかこうにか手に入れた影響力というものがある。

この力を最大化するために、自分の顔と名前を出して発信したり、サロンの記事を書いたりしていますが、現場に足を運んで手を動かすことって、僕はやりたくてもできないんですね。

僕が現場に足運んで汗を流すことに時間を使ってしまうと、救うことができない人が増えてしまうからです。

これまでも現場で汗を流すスタッフさんが輝いて見えるときは多々あったんですけれども、僕にはそれができないんですね。

やっぱり僕は、少し遠くから全体像を把握しなきゃいけない。
その上で指示を出さなきゃいけない。

なので、僕もそういう感じです。
やりたくてもできないっていうことが結構あるんですね。

なのでまずは、何もできていない自分を責めないでほしいです。

で、本題はここからなのですが、

影響力を使えるわけでもない、経営者のように自分のチームを守ることもできない、そんな人は本当に何もできないのか?っていうと、そんなことは絶対なくて。

広告に関しては、去年たしか、国内最大の広告賞を取ってるんですよ。

広告に関しては、たぶん日本で一番得意なので、よくよく知っているのですが、

どれだけ優秀な広告よりも、クチコミの方が強いんです。

信用している人からのクチコミの方が圧倒的に強いんですね。

僕はあなたの隣にいる人に声を届けることできるのですが、その人はキングコング西野の言葉なんかよりも、あなたの言葉を信用している。

その方に関していえば、キングコング西野なんかよりも、あなたの方がよっぽど深くメッセージを届けることができるんですね。

だから、お願いがあるのですが、僕からの情報に限らず、あなたの胸に刺さったニュースや文章や動画があれば、どうかシェアしてください。

「フォロワー5人の私がシェアしたところで」とか言わないで、その5人に深く届けることができるのはあなたしかいなくて、それで救われる人が結構いるっていう話ですね。

あなたの知人に情報共有するのは、西野にもできない、上場企業の経営者にもできない、超人気アーティストさんにもできない、立派な人助けだと思います。

どうか情報を受けるだけで終わらせずに、次にバトンをつないでいただきたいなと思います。

これが、キングコング西野からのお願いでした。・

最後に、近況報告になりますが、

昨日の今日ですが、『西野亮廣エンタメ研究所』公式youtubeチャンネルの方に、ニューヨークチームを応援する動画を公開しました。

ニューヨークは今、本当に大変なことになっていて、ブロードウェイが停止していて、街に人がいなくて、パフォーマーたちは本当にまあ悲鳴をあげています。

そこで、彼らを応援する動画を作りました。

この動画には広告がついていて、広告の収益はもちろんのこと、動画の一番最後に、「500円を寄付できる」みたいなボタンを作りました。備考欄にあるのですが。

寄付というよりは、「西野の応援メッセージを500円で買う」として、言葉を、メッセージを買うっていう建て付けにしました。

これらの売り上げは全額、ニューヨークのパフォーマンスチームにお送りします。

昨日、それをやったところ、本当にたくさんの方が「500円の応援メッセージ」を買ってくださいました。

これが大きいご支援になって、ニューヨークチームは、ちょっとこう、息を吹き返したというか、やっぱり「応援されてる」って思えることって、本当に大きい力だなっていうのを改めて思いました。

昨日、ニューヨークチームはすごく沸いていたので、この場を借りて、お礼申し上げたいと思います。本当にどうもありがとうございます。

引き続き、ニューヨークで頑張っている日本人パフォーマーの応援をよろしくお願いします。

応援はこちらから↓

というわけで、
「あなたにできること」
というテーマでお話させていただきました。

長々とお付き合いいただきまして、ありがとうございます。

それでは、素敵な1日をお過ごしください。西野亮廣でした。



※オンラインサロン『西野亮廣エンタメ研究所』では、毎日、議論&実験&作品制作&Webサービスの開発&美術館建設を進めています。
んでもって、ビジネス書に掲載するレベルのコラムを毎朝投稿しています。
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