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平成最後の夏休み、新たな世界観を見つけにキューバへ・・・革命家と文豪の愛した街編

 2日目の朝を迎え、 長時間のフライトの後の割にはスッキリ起きれました。
携帯目覚まし一発で起きるのは普段の自分ではあり得ないのです。
いよいよ、観光開始ですが、腹が減っては戦にならん、という事で今回は
朝食付きでホテルを予約しています。20代の頃なら食欲より、
睡眠欲だったのですが、最近は、ホテルの朝食が楽しみ担っています。

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という事で内容は普通のビュッフェって感じでしたが、朝食をとりホテルを
出ます。 ホテルをでると既に、期待の風景が広がっています。

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そして、街を歩くと陽気に声を掛けられる。Japanese?
 日本人だよからの、Oh! ICHIRO SUZUKI!! どうやら、
これが、定番の様で、ホテルを出るとやたらと声を掛けられる。一人だけ、
SHOHEI OHTANIと言ってきた今時の人も居ましたが・・・。
期待通りというか何と言うか、ホテルを出て数秒で、ラテンのノリを実感する
事となりました。ハバナ市内観光ですが流石に見ず知らずの街でガイドブック
1冊で行き当たりバッタリは効率が悪いので、初日は現地の市内観光の
オプションへ参加して2日目に徒歩で行きたい所をに徒歩で回りながら
写真を撮る予定です。という事で、日本のネットでハバナ旧市街の
定番観光名所を歩いて回るHISの半日ツアーに申し込みをしていたので、
集合場所へ向かいます。と言っても建物2つ隣のホテルなので、余裕で15分前
に集合場所へ到着、しかし、待てど暮らせど日本人もガイドらしき人物も誰も
現れません。まあ、ここは海外、慌てない慌てないと思っていたのですが、
5分前になっても誰も現れません。流石にと思い、参加案内を見てビックリ、
正面玄関とある、まさかと思い聞くと1つの敷地に2つ建物があり玄関も
フロントも2つあるそう。ダッシュで正面へ回ると2分前、ギリギリセーフ!
と思っているとガイドさんから声を掛けられ、よく有るんですよね。
と言われて一息、いきなり、そそっかしい所を露呈させての
世界遺産 ハバナ旧市街観光のスタートとなりました。 この日のツアーは
ご夫婦と学生さんのグループと一人ぼっちの自分の8名でスタートです。

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クラシックカー珍しいなどと言いながらパルケ・セントラルへ、と言っても
道路を跨ぐだけなので、1分で到着、旧市街の中心となる広場で、市民の
憩いの場として、朝早くから夜遅くまで賑わっています。

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中心には独立の英雄、ホセ・マルティの像が立っています。キューバの英雄と
言うと、チェ・ゲバラと言うイメージが強いのですが、ゲバラは実は
アルゼンチンの出身だそうで、フィデル・カストロと出会い、革命戦争を
勝利に導いたのですが、キューバに滞在したのは8年間だけだそうです。
そんな事も有ってか、キューバの人にキューバの英雄と言うとキューバ革命党
を作り独立闘争中に戦死したこの、マルティをあげる人が多いそうです。
自分は、名前も聞いた事もありませんでしたが・・・。2カ所目は
アリシア・アロンソ劇場ですが、ここも、道路の向かいなので、
パルケ・セントラル内から見て終わりなのですが、キューバのバレエの総本山
とも言うべき1838年に建てられた、キューバを代表する有名な
バレエダンサーの名前を冠したコロニアルの美しい劇場なのですが、
どこかで見たことがある!手にした、『地球の歩き方』を見ると表紙に
なっているのが、この建物でした。

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続く3カ所目は、旧国会議事堂のカピトリオ、どこかで見たような建物だなと
思っていると、モデルはアメリカの国会議事堂だそうで、工事中で中心の
ドームに足場が組まれてますが、確かに似ています。と言うか、似過ぎです。

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もはや、パクリの領域です。仲が悪いのか良いのかよく関係の分からない
国だなと思いつつ、通りの反対側へ目を向けるとコロニアルのいい感じの一角
が、ガイドさん曰く、このアングルからの写真はガイドブック等に
よく使われるのですが、綺麗に保つのにお金がかかるからか、写真映りの
いい一角だけ、綺麗に補修されているそうです。

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そして、ここで、衝撃の事実が、ここから、ハバナ一番のホテルサラトガが
見えるのですが、そこに、泊まった有名人の話になり、マドンナやビヨンセ
などそうそうたる名前が続く中で、オードリーの若林の名前が、旅に出る前に
買った旅行記には一言もそんなことは書いてないぞ!

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このツアーの参加者のほぼ、全員が旅行記読んでいた様で、一様に同じ様な
反応でした。本だと庶民的旅の旅みたいな感じで書かれてしたが、そこは、
はやり芸能人だった様です。 怒涛の連続観光でパルケ・セントラル周辺の
観光は終了となりましたが、息つく間も無く旧市街のメインストリートの
オピスポ通りの観光へ向かいます。

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パルケ・セントラルからアルマス広場へ向かう石畳の通りで、
コロニアルな建物が並び、レストランや食料品からお土産や両替所まで色々な
店舗が立ち並ぶ観光客が一度は訪れる通りだと思います。この通りは文豪、
ヘミングウェイが愛した通りでもあり、定宿や愛用の酒場やレストランが
多数あるそうです。入口のヘミングウェイがダイキリを飲みに通った
『フロリディータ』から散策スタートですが、ここは、時間が早すぎて
開いていないので、素通りでした。

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通りの中程へ進むと民芸品市場があり、露天のお土産店が並んでいます。
散策の間にいくつかお店を覗かせていただきましたが、印象に残ったのは
『DROCUERIA JOHNSON』と言う薬局でした。一見、薬局には
見えないインスタ映えしそうな建物で、ガイドさんから薬の話からドクターXの
話までキューバの興味ある医療の話を聞くことができました。

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オピスポ通りも終点に近付くと、ピンク色の目立つ建物が見えてきますが、
これが、ヘミングウェイの定宿、『アンボス・ムンドス』です。

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ホテルというより、一大観光地と化しており、多くの観光客が、記念撮影を
していました。 オピスポ通りの後は、ビエハ広場へ歩を進めます、この広場は
コロニアルな建物に囲まれ、最近まで修復工事が行われていた様で、
綺麗なカフェやレストランが集まっています。

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トリニダー産のコーヒーが飲める、エル・エスコリアルもここにあります。
ここには日本と意外な関係がある建物もあります。それは、意外にも
プラネタリウム!外観はからは全くわかりませんが、日本の援助で建設され
入場料10CUCと結構高いのですが、非常に人気だそうです。本来はここで、
少しお土産を買いたかったのですが、今回はツアーなのでその時間はなく、
次のサン・フランシスコ広場へ、

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その名の通り、サン・フランシスコ・デ・アシス修道院を中心に広がる
広場です。到着すると修道院前に人集りが出来ています。その原因は修道士
フニペロ・セラの銅像で髭を手で掴み、足を踏んだポーズで写真を撮るのが
定番だそうで、普段、旅行先でほとんど記念写真は撮らない自分ですが、
何故かノリで撮ってしまいました。

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いよいよ、ツアーも後半戦に入り、オピスポ通りの終点、アルマス広場、
フエルサ要塞と巡りますが、Wi-Fiの電波を求める人々と銅像が有る
程度の公園と要塞は時間が無いので外から見る程度で終了とあまり見所もなく
街歩きを進めカテドラルへ。300年の歴史と伝統を誇る大聖堂で、
ツアー後半のメインポイントという感じで観光客が記念撮影しまくってます。

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街の真ん中に立派な教会があるので、さぞかし、キリスト教徒が多いのかと
思いましたが、意外とキューバは無宗教の人が多いそうです。
そんなこんなで、朝9時スタートのこの散策ツアーも2時間半で終了ですが、
ガイドさんから喉乾きません?近くにモヒートの有名なお店ありますよとの
声がかかり、満場一致で、ラ・ボデーギータ・デル・メディオへ。

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ヘミングウェイが愛したお店として有名になり、開店直後だと言うのに店の
外まで人で溢れています。もはやレストランと言うより一大観光地と化して
いました。モヒートを飲み終えると、ガイドさんから更に提案で
キューバ一美味しいアイス食べに行きません?

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と言うことで、ガイドさんオススメのアイス屋さんへ、観光客の溢れる通り
から1本入った所にあるこのお店は、どのガイドブックにも出ていなかった
のですが、暑い中を歩き回った自分には最高のお味でした。どれも、
美味しいという話ですが個人的にはラムレーズンがイチオシでした。

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と言う事で、ツアーでの観光終了後ものんびりしていたので、時計を見ると
既に13時前です。午後は今回のキューバ旅行の最大の楽しみにしていた、
クラシックカーをチャーターして観光の予定があります。

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昼食は諦めてパルケ・セントラルへ戻り、チャーターしてあるクラシックカー
を待ちます。人間とは慣れる生物で、朝には感動しながら見ていた
クラシックカーもこの頃には見ても何とも思わなくなります。しかし、
自分のチャーターした車が現れた時には、流石に焦りました。まさかの、
ド派手なピンク!!ピンクのクラウンを見た時以来の衝撃です。

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日本なら間違い無く乗車拒否です。チェンジ!!と言いたかったのですが、
運転手さんは良い人そうだしバタバタして時間をロスするのも勿体無いので、
多分、生涯最初で最期のピンクの車に乗り海底トンネルを抜けてハバナ旧市街
の対岸にあるカサ・ブランカ地区へ、先ずは旧市街を一望できる白い
キリスト像のある公園へここからの旧市街の眺めは絶景です。丁度、港に
見えるクルーズ船が入港していた事もあり、観光客でごった返していました。

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隣には第1ゲバラ邸宅がありますが、運転手曰くお金払って見る程でも無いと
言う事で、モロ要塞からの景色を見る事にします。本来であれば、途中に
ある本のタイトルにもなったカバーニャ要塞へ行こうと思ったのですが、
見学に時間が掛かる上に行くなら夜の大砲の儀式を見たいのでモロ要塞からの
景色も堪能します。正直、自分にはこちらからの景色の方が好きでした。

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2カ所の見学を終えパルケ・セントラルヘ戻りますが、時計を見ると、
まだ、2時半過ぎです。クラシックカーはチャーター代が高いので1時間しか
手配していなかったのですが、ホテルに戻るには早いし、街を歩こうにも
朝から予想以上に歩いたので今日は勘弁って感じなので、明日行こうと
していた革命広場へそのまま、行く事に決め、延長料金は交渉するも、
お決まりの相場通り30CUC、既に面倒くさいモードに突入していたので
即決で延長です。旧市街を抜けて新市街の革命広場までは15分程度
でしたが、ピンクの外観なのを忘れてオープンのクラシックカーでキューバへ
来た感を満喫です。革命広場は新市街の中心にある議長の演説の場として
知られ、演説を行う時には数十万人の人で埋め尽くされるそうですが、
何もない普段の金曜のこの日は、ただのだだっ広い広場です。
ただ、ここには、ハバナ観光では外せない、ガイドやパンフレットには
必ず載っている、省庁の壁にゲバラとカミーロの2人の肖像があります。

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車を駐車場に停め、先ずは内務省の壁にあるゲバラの肖像から見に行くの
ですが、すぐそこに見えるのですが、歩くと結構距離があります。
運転手には20分位で戻ると言ったのですがこの広場一周だと20分は
キツイかもと思いつつゲバラの下へ。どうせなら、クラシックカーを絡めて
写真を撮りたいのですが、こう言う時に限って、車が来ない、やっと来たと
思うと走る車線が悪く&雲がかかって日陰に!中々、上手撮れないと悪戦苦闘していると、持っているカメラがカメラのせいか、やたらと、写真を撮ってくれ
と頼まれ、観光地のカメラマン状態に、結局思う絵は撮れずで、情報通信省の
壁にある、カミーロの肖像へ移動して、クラシックカーを絡めての写真を
狙うも、ここでも、なかなか、思い通りの絵は撮れず、この、カミーロ
という人、全く知らなかったのだがカストロ・ゲバラと並んでキューバ革命の
重要人物でゲバラより現地では有名で人気だそうです。

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ゲバラって観光客以外にはふにんきなのかな?人気は映画のせい?
などと思い、時間を見ると既に20分を過ぎて30分近くたっている。
再度、延長料金なんてなったら痛い出費なので、広場の向かい側には
ホセ・マルティ記念博物館もあるのですが、広場の銅像の人程度の知識なので
ここは、カットでホテルへ戻ります。

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そんなで、2時間のクラッシックカーでの市内観光も終了と思ったら、
明らかにホテルへ帰る道と違う、運転手にホテルへ帰るの?と聞いたら、
サービスでどこかへ寄ってくれるらしい!と言う事で、着いたのは
『世界の歩き方』にもマップにも出ていない、場所もよく分からない公園。

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ここは?と聞くとジョン・レノン公園との事、公園のベンチに腰掛けた
ジョン・レノンの銅像が座っているだけなのだが、地元では有名な観光地の
様で結構な人でした。更にホテルへ戻る途中に、調子に乗って、リクエストで
更にサービスをお願いして旧市街と新市街をつなぐ、マレコン通りを通って
もらう事に、夕日の名所で、ホテルから徒歩圏なので、下見のつもりが、
まさかの工事中、若干、テンション下がりましたが、無事にホテルへ
到着しました。16時前にホテルへ戻り、夕食までしばしの、休憩と思い
シャワーを浴びると外は、まさかの大雨!!傘させば何となるレベル
ではなく、携帯のアプリで確認すると19時過ぎまで止みそうに無いという
事で、念の為、目覚ましを18時半にセットして、ベットへ横になると、
予想通り、記憶喪失!次の記憶は目覚ましを止める瞬間でした。という事で、
着替えて、夕食&カバーニャ要塞の大砲の儀式へと思ったのですが、
まだ、結構降っています。結局、ホテルを出たのは、雨の弱り傘で歩ける様に
なった20時過ぎ、大砲の儀式は翌日にキャリーオーバーしてコロニアルの
ライトアップされた良い雰囲気の旧市街へ夕食にでます。

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夕食のお店の目星はつけてあったので、散策がてらオビスポ通りの入り口まで
来ると、昼間のツアーではシャッターの降りていたダイキリで有名な
フロリディータが開いていたので、一杯飲んで行く事にして、店に入ると

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超満員の満席ですが、何故か自分の名前を呼ぶ女性の声が!
なぜ、キューバで??と振り返ると昼間、一緒にツアーに参加していた
学生さんのグループが、こんな、オヤジに声をかけてくれるとっても
良い学生さん達です。昼間はあまり話も出来なかったのですが、
しばし、席をともにして名物のダイキリを堪能しますが、彼らは
1杯飲み終えると次の店へ、飲み足りない自分は、カウンターに移動して
更にもう、1杯!このお店もヘミングウェイの愛した店で、ヘミングウエイの
指定席だった場所には銅像があります。

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この時、自分はたまたま、空いたこの隣の席に座れたのですが、この席、
落ち着けません、ダイキリ飲みながら雰囲気を堪能と行きたいところですが
記念写真を撮りに次々に後ろに人が立ちます。隣の席のキューバ人からも
どこから来たのか?記念写真撮ってくれやら非常に忙しいという事で、
一気に、ここでダイキリ✖️2杯を一気に空けて夕食へ向かいました。
 夕食は昼間のツアーのガイドさんお薦めのキューバ料理のお店へ、このお店、
味も良く、オーナーの人柄も良い人の上に日本語堪能と至れり尽くせりです。

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食事の内容はキューバはロブスターがお薦めと聞いていたので、メインを
焼いたロブスターにして後はオーナーお薦めのキューバ料理&モヒートで
お腹を満たし、3日目へ備えます。




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