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60代からの作文ドリル(25)

問題「友達と協力してやったことを書いてください。その時にどうやって協力したかも教えてください。」


2034年8月25日(日)〜26日(月)

友達と協力してやったこと

1991年から1993年頃、IBM DOSパソコンを利用し、友人と協力してCUIベースの戦国ゲームを、趣味で試作しました。

当時、GUIベースのOSであるMicrosoft Windows3.Xが普及され始めた頃、その稼働条件として、それまでのパソコン以上のCPUやグラフィックス機能の性能やメモリサイズが要求されることから、それらの条件を満たさないそれまでのパソコンでは、その新しいGUIベースのOSを稼働させることができませんでした。

また、Windows3.Xでは、OS自体にゲームプログラムがバンドルされていたが、IBM DOSには、ゲームプログラムはバンドルされていませんでしたし、当時利用していた性能の低いパソコンへグラフィックスを多用したゲームソフトウェアをインストールしてまで遊ぼうという気分でもありませんでした。

そのような環境のもと、友人との雑談で、IBM DOSパソコンで動く静かで目立たないCUIベースでリアルタイム性のあるゲームが作れないかという話になり、趣味の範囲で試作してみることになりました。

どうやって協力したか

友人には、(例えば兵力や武器数などの)投入パラメタを含む戦国ゲームの対戦ロジックの仕様を考えてもらい、私がその仕様を元にIBM DOSパソコン上で、COBOL言語とC言語を用いてCUIベースでリアルタイム処理的な実装を行いました。

リアルタイム処理的な枠組みとCUIベースの画面更新インタフェースはC言語を用いて記述し、戦国ゲームの対戦ロジックはCOBOL言語を用いて処理を実装しました。

試作の初版ができたら、友人とレビューを行い対戦ロジックの見直し、対戦パラメタの追加や調整を繰り返し、ある程度、遊べるレベルまで実装を行うことができました。

最も苦労した点は、ある程度放置していても、一方的に勝負が確定してしまわず戦況の変化が楽しめるようにするために、対戦ロジックをどうしたら良いかを考えることでした。

残念ながら、30年以上経過した現時点で、当時対戦ロジックで用いた対戦パラメタを詳しく思い出すことができません。

その後と展望

この戦国ゲームを試作した数年後、友人は別会社へ転職しました。それ以来、その友人と趣味のプログラム作成を協力し合うこともなく、気づけば30年以上の月日が経過してしまいました。

お互い定年を過ぎ、友人共に会社勤めをリタイアした暁には、30数年ぶりに「あ〜でもない、こうでもない」と楽しく議論しながら協力し、インターネット上で対戦パラメタを交換して戦況を更新する戦国ゲームの開発に挑戦してみたいと思います。


おまけ。プログラミング言語についての振り返り

当時から30年以上経過した現時点、パソコンのアプリケーション開発において選択できるプログラミング言語は非常に多様化しています。また、実行形態もスタンドアロン・モデル、クライアント/サーバーモデル、Webクライアントなど様々ですが、レガシーなCOBOL言語を利用するケースは激減しました。30年前、『業務系アプリの実装にはCOBOLが一番』と言っていた時期が、今ではとても懐かしく感じます。😆

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